ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

フォロワーはスタイルを判断しちゃダメ

Facebookを開いたら4年前の今日、フランスのサルサペア Terry & Cecil のイベントに行った話を載せたとありました。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=916419328383377&id=100000459545377

 

その時に感じたことを、当時のブログに詳しく書きました。

http://blog.livedoor.jp/mambohompo/archives/42405632.html

 

Terryは信じられないくらいステップを溜めるので、パートナーのCecilと、たまたま来名していて参加したa-jun、2人のプロ以外、誰も噛み合うフォローは出来ませんでした。


それ以外にも彼らしさが表れる出来事が思い出されます。
東京のコングレス後夜祭、チャチャチャが流れた時のこと。


彼と組んだ日本人アマチュア女性は当たり前のように、「1,2,3,4&,5,6,7,8&…」と on2チャチャを踏むのですが、、全然合わないのです。


なぜなら、、
Terryはハーフカウントの位置をベーシックの規則通りではなく、曲を聴いて感じるまま自由に踏んでいたからです。

 

ある意味、プロならば当たり前といえる踊り方です。

 

ですが、日本のサルサ界では各スタイルのベーシック通りに踏むこと以外はありえない!というような教わり方をするので、リーダーの足には一切気を払わないフォロワーがほとんどです。

 

これ、本当はおかしなことなんです。

フォロワーは、リーダーのスタイルを判断して追従するのではありません。

 

「フォロワーはリーダーが繰り出すすべてを受け取って、そのまま踊る」

 

つまり、スタイルを判断する必要はない。

いや、むしろリーダーが感覚重視の踊り手だった場合、余計な先入観や自己判断の材料を持ってしまうと正確なフォローの妨げになってしまいます。

 

Terryとチャチャチャを踊った彼女も、そのことを知っていたら、、

そして、溜めるステップを行っていたら、、

難なく Terryの自由奔放なリードにも応えられたと思います。