ガーデンBBQのトルコ料理店
面白い食事体験をしました。
名古屋の西方、津島市の温泉に行く途中、夕食を食べようと韓国風チキンの店に寄ったところ、営業してませんでした。
振られたのは、これで2回目。
定休日が決まってない店なので、たまたま休んだのか、はたまた廃業したのか…
グーグルマップで調べると、そのまま車を進めた先に、以前は無かったはずのトルコ料理店が載ってます。
どんな店だか情報は上がってないのですが、好奇心が湧きます。
行ってみたら、10年以上前に潰れたままの見覚えある居酒屋の跡でした。
新しい看板を揚げてもいないし、改装すら全然してません。
建物の軒下を照らす照明がいくつか灯っているだけで、軒下にあるBBQ焼き台で肉を焼き、駐車場脇の二つのテーブルで中東出身らしい男性たちが会食しています。
ちょっと見、内輪のガーデンパーティー。
これ、店舗の営業???
日本語で「食べられますか?」って訊いたら、「大丈夫!」。
ただ店内は冷房がなく「暑いかもしれない。」と片言の日本語でいいます。
様子を見せてもらったら、テーブルや椅子がきちんとセッティングされてません。
カウンターには金串に刺さった鶏や牛肉のシシケバブや、ミンチ肉のアダナケバブが何本も下ごしらえされてます。
どうやら、トルコ料理店に付き物のドネルケバブの回転台は無いみたい。
出来上がりの料理も値段も分かりませんが、乗りかかった舟。
さらに、テーブルの一つを空けてもらってるのに、帰る気にはなれません。
鶏肉のシシケバブと、牛肉のアダナケバブを注文して外のテーブルに座りました。
店の人と客の区別が付きにくい数人の中東人男性。
たぶん最初に説明してくれた人は客だったのでしょう。
肉を焼いている人も、水を持ってきてくれた人もその後、日本語は一切喋りませんでした。
幸いなことに今日は涼しい風が吹いています。
トルコ人のガーデンBBQに混ぜてもらった気分で待っていると、紙製のプレートに肉、刻みタマネギ、トマトスライス、焼きピーマン、そして小麦粉をクレープ状に焼いた物が載って運ばれてきました。
続いて、塩味のヨーグルトドリンク「アイラン」も。
肉はどちらもピリッと辛いのですが、塩やソースを加える必要は全くなく、とても美味しかったです。
私、トルコ人にはボラれた経験が無いので、明るい声で「ありがとう。いくらですか?」と訊いたら、予想通りの「2千円。」の返事が返ってきました。
その場にいる誰もマスクしてないので、罹患した直後でなければ感染の心配をさせられる状況ではあるのですが、、
コロナが落ち着いたら再訪して、煮込み料理なども食べてみたいと思わせる店でした。