AGAにまつわる話
再び東京でのインストラクター同窓飲み会での話。
現在、ジム各所でエアロビクスのクラスを受け持つ男の後輩。
最後に会ったのは30年以上前のことです。
皆んな歳とった、変わらないという話になりました。
私が抗がん剤治療をした後、完全に生え戻らなくなったと話した時、昔の自分の頭頂部の写真を見せて、受診してのAGA治療の効果を語り出しました。
確かに、彼の今の姿はかつて薄毛だったとは思えません。
ただ自分もするかと言ったら考えてしまうと返したら、
やっぱり職業柄、外見的な若々しさはキープしたいという彼の言葉に納得しました。
ダンスインストラクターにとって容姿がどうであるかは非常に重要です。
むしろ実力よりモノをいうと言ってもいいくらい。
私はインストラクターとしても男としても、自分を偽るほど飾って得られるものより、本来の自分が持つ価値を評価し選んでもらえることを望んでいるので、外見にはほとんど関心がありませんでした。
そこに関しては今でも全く悔いはないのですが、、
試しにスマホで「AGA」と検索したら、その後のFacebookは画面上にAGA治療の広告ばかり載るようになってしまいました。
でも、よく考えてみたら、60を越えたじいさんが薄毛を治す必要があるのか…
ネット広告は人それぞれが持つ関心事につけ込んで、いわば押し売りのように買え買え!と迫るものですが、
自分というものを俯瞰で見た上で自問自答できる冷静さがないと、まんまと口車に乗せられてしまうのだろうなと思いました。