俳優の顔
シャン・チーの主人公は三宅裕司に橋幸夫を振りかけたような顔をしている。
世界興行の大作に抜擢されたにしては地味な顔立ちだ。
先日観たジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグとか、アベンジャーズのホークアイことジェレミー・レナーにしても、いかにも!というような俳優顔ではない。
なんとなく思うのだが、男性の主役があまりにも美形だとキャラクターもストーリーもどこか嘘くさくなってしまう。
画面からは顔の造作ばかりが目に入ってきて、映画に没入するのを妨げるような気がする。
所詮、絵空事なのだが、観客にまるで自分のことのように置き換えて見入ってもらう為には、主役こそ人間味を感じるキャラクターにするべきなのかもしれない。
と、最近思った。