ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

自由の国での締め付け

「スーサイドスクワッド」の中のジョーク。
敵にくみする科学者を捕らえ、我々に協力しないと酷い目に遭わすぞ!と脅す際に「ソーシアルディスタンスを守らない奴も酷い目に遭わす!」と付け加えていました。

 

アメリカは自由の国と言われますが、実際に住んでみると、人種や宗教、宗派、思想の違いを乗り越えて共存を図り、安全に暮らすために、日本にはないマナーやルールがあったり、州や地域によってはアルコール販売の制限があったりと、人々は我慢や枠組みの中で暮らしていることが解ります。

 

昨年から始まったウイルス対策やそのマナーも、そういう締め付けの一つと捉えて「Bullshit!(意味ねぇ!くだらねぇ!)」と吐き捨てる人たちは決して少なくないと想像できます。

 

日本では「多勢に無勢」ということわざのように、多勢に合わせて表立った違いを見せないよう振る舞うのが普通ですが、欧米では考えの違いを明確に表す人たちが上からの締め付けを嫌って「自由を守る」と声高に主張します。

 

自由を基盤に成り立つ国だからこそ、人々の諍いは日本以上に表面化しやすいのかもしれません。