ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

I will help you learn dance.

2018年の暮れ、13年ぶりくらいにアルゼンチンタンゴを習いに行きました。

ほとんど全て忘れていたので、初めてと言ってもいいくらいのレベル。

 

ただ、WCSの基本と重なる部分がとても多いので、身体にも頭にも楽にタンゴが染み込んできました。

 

ところが当時は病気の影響もあって、結局2回行っただけで、また中断してしまったのです。

 

それが、今年の秋。

相方が私と一緒に習いに行くというので、再び開始。

 

といっても、教室で基礎を教わるだけで、組んでパターン練習したり、ミロンガで試すことは一切しませんでした。

 

教わった基本事項が、独立してポツン、ポツンと頭の記憶庫の中に浮かんでる感じ。

それぞれが結び付かないと、実践する気が起きません。

ミロンガなんて、はるか彼方。

 

このまま月日が経っていくだけ、と思っていたところ…

 

去年、アマゾンで買ったレッスンビデオを久しぶりに見たら、

各パターン毎に、すごく細かいところまで認識できるのです。

 

パターンとしてじゃなく、パーツに分かれて頭に収まるので、組み合わせればアドリブでいくらでもコンボパターンができそう。

 

そして、ステップビートの刻み幅も半分にしたり、倍にしたり、はたまた止めたり、戻したり…

 

こういうところまでイメージする余裕は、以前は全くありませんでした。

 

そこで先日、相方と一緒に初めてタンゴを練習してみました。

今まで習ったことを組み合わせてルーティンを作り、何度も繰り返す。

 

それができたら、即興で組み合わせを変えて試す。

 

ちゃんとできました。

 

こういう日が、こんなに突然やって来るとは思いもしませんでした。

 

クリアー!

すぐ目の前で起こっていることすら見えてなかったのが、「ずっと遠くまで見通せる “視力” と “視界” を得た感じ」。

 

「基本事項だけが、独立してポツンポツンと頭の記憶庫の中に浮いてる感じ」とはえらい違いです。

 

今、タンゴが面白くて仕方ありません。

 

私は幸運でした。

 

振り返ってみると、

「解り始める」までの面白くない時期を、いかに「我慢して続ける」かですね。

 

教える側にいる私にとっては、いかに「続けさせる」か…ってことなんですが、、、

 

“make”、“have”... 使役動詞は本当に厄介。

この世に人の意思ほど思い通りにならないものはありません。

 

私は “will” とか、“must” っていう強い意志を自分に働かせる一方で、“may” などというあやふやさは排除したがる性格。

昔はこれが普通だと思っていました。

 

が、世の中はこういうタイプって少数派なんだって、数年前に気が付きました。

 

でも、使役動詞には「後押しすることで促す」遠回しな使役、“help” もある。

 

じゃ...

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