ペアワークで扱う情報量
ダンスウォーキングのポイント。
「足を宙に持ち上げ、上から下へ踏み下ろすベタ足ウォーキングは素人くさく見える」
「(床をべろんと舐めるように)足裏を分割して踏んだり、離したりし、尚かつ滞空時間をできるだけ短く、素早くステップすると、長い滞地時間が安定感を生み、身体全体の動きも落ち着いて見える」
普段聴く音楽でとてもスローに感じる曲でさえ…
そのテンポに合わせてウォーキングをしてみると、速すぎて音楽に追いかけられてるように感じるものです。
それは良いステップをすると、床から得られるエネルギーや情報量が多くなって、自身が持つ情報処理能力が追いつかなくなるからです。
でも心配は要りません。
慣れれば自然に処理スピードも上がってきます。
そして言うなれば、それこそが “上達” なのです。
そもそも、処理すべき情報量やエネルギー量が増えなければ、処理能力を上げる必要がありません。
だから、
「ここまで踊れたら、まっ、いいか…」
となるわけです。
一方、コネクション。
コネクションの質を上げるには、正しい基本姿勢(フレーム)と、リード&フォローをやり取りする為の器造り(筋肉の適正な使い方)が重要となります。
以前のブログでも述べたことがありますが…
フレームやコネクションに対する意識が高い人同士でペアを組むと、やり取りできる情報の密度や量が格段に上がります。
「Prologue」
https://jinjin.hatenadiary.jp/entry/2019/12/02/225537
つまり、
ペアダンスの基礎中の基礎である「ウォーキング」と「コネクション」が良くなれば、ペアワークで扱う情報量が嫌が上にも増えるので、
難しいパターンを覚えなくても、ベーシックな動きの中に自然にスタイリングを組み込む余裕が生まれたり、洗練さが増すのです。
遅い曲で正しいウォーキング。
そして、正しい姿勢と体幹から発するパワーで造るフレーム。
1/13(月)の公会堂 Coffee Rumba でのワークショップでも練習法をやります。
騙されたと思って、家に帰ってからも復習してみてください。
どんなペアダンスにも効くはずです。