ウォーキングとコネクションで90%
今年は前半から、サルサレッスンを受けたいという話が個人的に寄せられていたのですが、私自身が全く踊らない期間を経てきたこともあって、グループレッスンを主催するほどの意欲を高めるのは難しい状態でした。
が、夏に西尾市主催の形でWCSの市民講座を持つことになり、
ペアダンス初体験の方にも解る “ウォーキングとコネクション” を強化するメソッドを作りました。
特にウォーキング。
これを研究したことで、歩き方がダンスだけでなく健康にも大きく関わるほどの影響力を持つことを知りました。
ダンスを踊る上で姿勢を正すのは、一番大切なポイントであることは誰でも知っていることです。
ところが、姿勢が悪い人にそれを指摘してもなかなか直りません。
生まれながらの骨格の造りや、長い間の生活習慣で出来上がった、今現在の姿勢は、意識して変わるものではなかったのです。
姿勢を綺麗にしたかったら、そう意識するより…
良い歩き方を知り、その為の筋肉を意識的に使い、強化し、ストレッチする方がはるかに近道だったのです。
現在、私のレッスンではWCS/サルサ、グループ/プライベートを問わず、ウォーキングにはできる限り時間を割くようにしています。
どんなジャンルであろうと、ペアダンスの能力にウォーキングは半分以上関わってきます。
パートナーとの間で作るコネクションは、3分の1。
そのどちらにも基本姿勢は関わってきます。
因果関係は「鶏と卵」と同じで、基本姿勢を直すことだけ単独で考えるのはナンセンスです。
「ウォーキングとコネクション」を改善すれば、ペアダンスの総合力向上は 90%成功したも同然。
限られた中だけでなく、できるだけ多くの方にそれを知ってもらいたいという気持ちが日毎に膨らんできました。
今回、久しぶりに行なうサルサレッスン。
カテゴリーとしては「NY-On2 サルサ」ですが、On2、On1の違いに関係ないのはもちろん、他のダンスや健康の「ウエルネス (Wellness) 」にもつながるような知識や基礎技術を盛り込んでいこうと思っています。