なぜ日本では爆発的感染が起きにくいか 2
私がこれまで学んだことがある外国語は英語、中国語、韓国語の3つ。
外国語を勉強すると、日本語は文字の種類が多くて複雑な反面、発音の種類はとても少なく、なんて平坦な発声をする言葉なんだろうと思いました。
読み書きは難しいけれど、喋るだけならシンプルで取っつきやすい。
英語では、日本人が聴くと同じ音でも、実は全く違う音であるという例がいくつもありますが、これは中国語でも韓国語でも同様です。
口の広げ方、舌の位置と形、発声の勢い…
これらを微妙に使い分けて、たくさんの音を作り、単語として組み上げます。
さらに、音量や音程に抑揚を付けて強いリズムを作り出すのも日本語には無い特徴です。
これがある為か、よどみない調子を好み、連音化も顕著です。
こうした発声の複雑さと抑揚は、口中の唾液腺への刺激となるのか、日本語を喋る時よりつばが飛びやすいように思うのです。
元々、感情の起伏を表に出さない日本人から見ると、欧米や中国、韓国の人たちの喋り方は感情的で熱気を感じます。
親しい人同士の距離感の近さも相まって、相手のつばが掛かる度合いも大きいのでは…と考えます。
2ページに渡って述べてきたように、日本では感染の爆発的な広がりにある程度ブレーキが掛かるような要因がいくつか思い当たりますが…
大勢で集まったり、至近距離で無防備に会話するなどすれば、ブレーキの役目は当然消えるでしょうし、
この先、市中感染者があまりに増えれば、注意していてもウイルスを拾ってしまうかもしれません。
自分や家族の為はもちろん、人に迷惑を掛けない為にも自分でできる範囲の予防措置をとって、この難局を乗り越えたいと思います。