人が動くことを不安がらせる
メディアの報道姿勢に大きな矛盾を感じることがあります。
緊急事態宣言の一部解除後、初の日曜日を迎えた街の様子を伝えるニュース。
「宣言継続、解除に関係なく感染防止対策を続けて欲しい。」という部分でした。
それはいいんです。
変だと思ったのは、外出する人が僅かながら増えたことに対する、「緩みを心配」という見出しテロップ。
経済活動を復活させる為の宣言解除なんですから、外出する人が少し増えたこと自体は目論見通りに運んでいると捉えるべきでしょう。
人出が激増して、そこら中に密集ができていたら問題です。
しかしながら、街や観光地を歩く人が相変わらずまばらで、そのほとんどがマスク姿であるならば、緊張感は持続したままと見て、何ら問題ないはず。
一方では経済再生を唱え、他方で家にいろ!ではおかしくないですか?
とにかく、メディアの基本姿勢は
「ありのままを伝える」より「不安の煽り」。