語順は大切
先週木曜日、
母が心不全で集中治療室に入ったことは既にお知らせしました。
実際、そういう話はあまり書きたくなかったんですが…
外食の話題が続いていたので、その理由としてブログの題材になったわけです。
思いの外、心配してくださる方が多くて心から感謝しておりましたが、書きっぱなしでは申し訳ありませんので、その後のこともお知らせしたいと思います。
ICUでの母は、チューブや計器類に繋がれることもあって興奮状態にあったそうです。
これだと点滴などを抜いてしまうこと以外に、興奮自体が弱った心臓にさらなる負担を掛けるので鎮静剤で眠らせることになりました。
鎮静剤の使用は同時に、心臓の働きをも抑えてしまう為、喉に挿管して人工呼吸器によって息をさせることになります。
治療効果を確実にする為に、わざと重病患者状態にするというイメージ。
それによって日に日に肺の水は抜けていき、ほぼ全面が白く映っていた肺が正常な色に戻ってきたので、
火曜日、
覚醒させて人工呼吸器を抜いたそうです。
すると、再び自分が置かれた状況を受け入れられずに興奮。
心臓に負担を掛けることで、肺にまた水が溜まりだしました。
水曜日、
病院に呼ばれてそれまでの経過と、予断を許さない状況であることを説明され、心臓や呼吸が止まりそうになった時の延命措置をどうして欲しいかを尋ねられました。
ここで一気に深刻な状況に叩き落されました。
また最初のように人工呼吸器という手段は取れないので、今度はモルヒネによる鎮痛、鎮静効果で心臓への負荷を和らげるプランであると告げられました。
モルヒネは最後の手段だそうで、これが効かなければいよいよ覚悟が必要なのだと、私たち家族は受け取りました。
説明の後、感染症予防の為に部外者は立ち入れないはずのICU内に案内され、母と面会することができました。
これも後悔の無いよう、今のうちに…と受け取れないでもありません。
沈んだ気持ちのまま病院を後にしました。
木曜日、
11時半頃、病院から電話がありました。
「今日11時…」で少し間があったので、一瞬「!」となったのですが…
「状態が良くなったので、一般病棟に移しました。」
そういう時は、語順が逆でしょ!
ホントにもう!