最近、外食が多い理由
木曜の朝、前の週から風邪をこじらせて体調が悪かった母を医者に連れていったら、心不全と肺水腫で大きな病院に入院することになってしまいました。
程度の違いこそあれ、父の時と全く同じ症状だったので、入院は予測していましたが…
重篤ではなかったのに、集中治療室行きになったので驚きました。
医者嫌いの母を家から連れ出すのに、「俺に伝染るといかんから、薬を出してもらおう。」と言っていただけなので、あれよあれよという間にICUだなんて、本人はさぞや驚いたことでしょう。
入院の手続きや身の回り品を用意して持っていくのに忙しく、まともに食事する時間が取れなくて、体重が一日で2キロ以上減ってしまいました。
夜、灯りを消して寝る時に「うちの中に一人なんだ…」と自覚したのですが、
これまでに何度かあった、一人暮らしが始まった時の心境とは全然違う感情が湧いてくるのが分かりました。
名古屋を出て、東京や神奈川で暮らした時は自分自身の為、しょっちゅう遊びに来る友人たちの為に食事を作るのは、思ったほど苦になりませんでした。
ところが、今回。
自分の為というより両親の為に作っていた食事の量が一人分、また一人分と順に減っていった結果、
自分一人の分だけだと思うと、ご飯を炊こうという気持ちすら起きないのです。
昨日の夕食は、近所に住む友達が自宅へ誘ってくれたので、ごちそうに預かりました。使い切るのに日数が掛かりそうな食材を持参して。
人間、生まれる時と死ぬ時は一人といいますが、
心の拠りどころになるような存在が、周りに何人かいることは本当にありがたいことです。