ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

つま先がどこを向いているか

昨日のWCSレッスンで取り上げた課題。

Starter step と Tuck turn。

 

Starter step の基本型は、最初の ①&②でサイドステップします。

「サイドステップ」というのは、文字通り体の横方向に足を運ぶからサイドステップ。

 

なのに!

斜め方向に体を向けて、新しい(勝手に自分で作った)正面方向へ前進ステップする人が男女とも一定の割合でいます。

つまり

両足とも、つま先が(間違った進行方向と定めた)斜め方向を向いてしまっている。

 

これでは「サイドステップ」と言えませんよね。

必ずつま先はそのまま。足の側面を横方向に出していかなければダメです。

 

次のパターン、Tuck turn。

カウント③&で、リーダーの方を向くことをなかなか覚えられないフォロワーの問題。

まあ、これは “ほとんど全員” ですが…

 

なぜできないか。

つま先がリーダーの方を向いてないからです!

 

今まで習った Underarm や Leftside の Side Pass のようなつもりで、顔だけ向けばよいと勘違いしているのでは?

 

Passing の時、私が注意するように呼び掛ける言葉を思い出してください。

 

「③&の時、足は真っ直ぐ進行方向、上半身だけ左を向く」

 

では、Tuck turn の時、私はどう言ってましたか?

 

「①②は前進、③&でリーダーの方を向いてCompression、④で本来の進行方向に抜けていく」

 

でしょ…?

 

“上半身だけ" とは言ってませんよね。

 

つまり、体全体がリーダーがいる左方向を向かないといけない。

体が捻れていたら、Sugar tuck の時のように、リーダーと押し合うことなんて無理です。

 

②を踏んだら、すぐにその足で左へ 90°ピボットをしないといけない。

これを怠る人が非常に多い!

 

だいたいにおいて、初心者は「ピボットは、クルクル回る時のもの」って勘違いしやすい。

 

ピボットは、反転(180°)の時でも、1/4回転(90°)の時でも使いますよ。

 

横を向く時は、

・顔だけ

・上半身だけ

・ピボットして体全体が向く

 

いったいどれなのか…

判らなかったら…

 

今、この瞬間、つま先はどこを向いているべきかを気にするといいですよ。

 

違いを理解した上で、はっきり動いてくださいね。