溜めた方がカッコよく、美味
先日、うちのWCSサークル内で紹介した、ItsMeっていう韓国人ダンサーのWaacking動画。
単純に切れの良さや腕の伸びやかな動き、表現力を褒めたんですが、ペアダンスにも活かせる素晴らしいポイントにも触れたいと思い、ブログに起こしました。
他の子たちに比べてセンターで踊る ItsMe は明らかに始動が遅れて見えます。
なのに、ちゃんとビートを捕らえてる。
普通のダンサーは、ビートに遅れないことを主眼に振付を早めに“なぞろう”としがち。
それが特別悪いというより、
それが普通なんです。
でも、そういう踊り方をする普通のダンサーが、ItsMeと一緒に踊るとボヨーンとした動きに見えてしまう。
ビート毎に瞬間、瞬間を切り撮った映像を見ると、
なぞってるダンスは重心の在り処や骨盤の角度が曖昧。
始動は溜めた方が絶対にカッコいい!
溜めて素早く…か、
溜めて落ち着きを持たせるか。
「溜められる」ということは、速い動きもゆっくりした動きも自由自在。
スピードコントロールの上手いダンサーは、
・中間体重の時間が短いから、身体のパーツのどこかに絶えず角度が付いて見栄えがする
ペアダンスに話を移しましょう。
ペアダンスでは手や腕を組んで踊るので、この動画ほど上半身の動きは大きくありません。
物を言うのは、足の動き。
人より上手く見せたいなら、ステップは溜めましょう!
steps : WCS & Salsa in Nagoya のベーシックステップメソッドは、正に「溜める」為に考えたもの。
動きが一味違うダンサーは、リード&フォローの効きも良いから、パートナーにとっても美味。
「あの人と踊りたい」と思われるダンサーを目指しましょう。