「シンクロ型と複合ベクトル型」続き
昔は全く無縁だった肩凝り。
サルサを踊るようになって、初めて経験し…
NY-On2 のインストラクターになってからは、同じ動きを繰り返すのと、
今までならそれほどの回数にはならなかった、初見の女性と頻繁に踊るようになった為か、
ついには、吐き気がするほど酷くなりました。
サルサ5年めの2010年、生まれて初めてマッサージ治療院に通うようになりました。
うちのパートナーもダンス教師してますが、いつも右肩が痛いと言って擦っているのを、最初は他人事として観ていました。
社交ダンスもNY-On2 も基本的にクローズドで組んで踊り始めます。
リーダーは左手、フォロワーは右手でコネクションを作り、リード情報をやり取りします。
もちろん、リーダーの右手とフォロワーの左手もコネクションとして重要なんですが、
次の動きの指示というより、どちらかというと
「フレーム造り」の役割の方が大きいので、急な負荷が掛かることは少ないのです。
左肩の痛みと、両肩の凝り。
これは治療院に通っても、湿布を貼っても、効果はその時だけ。
結局、取れませんでした。
ところが、2013年に WCSに出会い、徐々にサルサ場から足が遠のき、
ついにWCSしか踊らなくなったら、あの頑固だった肩凝りが軽くなったのです。
その理由は明白です。
WCSは、複合ベクトル型ペアワークの典型のようなパターンばかりでできています。
したがって、リーダーもフォロワーも
・基本姿勢
・重心移動
・コネクション
「ペアダンス基礎の3大要素」を習わずに踊る人はいません。
というより、習わないと踊れないのです。
上手い人であれば、必要最小限のテンション/コンプレッションで踊ろうとするし、
ビギナークラスであっても、無茶な力を入れて踊る人はいないので、
レッスンやソーシアルで一日中踊ったとしても、肩への負担は我慢できるほどだったのです。