「ペアで踊る」という壁を壊したい
名古屋で再開したWCSのクラスは2回めを数えますが、まだ正規のWCSを習う段階に至ってません。
やっているのは、前記事に書いた「1-count:1-step ダンス」。
ステップは「イチ・ニ、イチ・ニ…」と左右交互に踏むだけ。
基本のパターンは8カウントなので、小節のスタート1で動き始め、区切りの8を踏んで終わります。
・サルサの休符に違和感を覚える人
・スウィングのハーフカウントに戸惑う人
・6カウントパターンを気持ち悪がる人…
ペアダンスに興味を持ち、レッスンを受けに来たものの、ペアを組む以前に基本ステップで難儀する人を散々見てきたことから考え付いたオリジナルステップです。
WCSに比べてシンプルではありますが…
WCSの肝である「テンション&コンプレッション」はきちんと感じられるように作ってあるのがミソ。
リーダーとフォロワーが正しくステップすれば、お互いが近付いてポンプアップした時に「気持ちいいー!」という声が挙がります。
そして今日。
80年代ディスコとポップスが掛かるダンスイベントがあったので、このステップしか習っていない女性を伴って行ってきました。
結果、
最初から全く問題なく楽しめました。
それどころか、、
彼女はベテランというほどではないものの、リンディーホップを踊るのでハーフカウントのステップを自然に踏める下地はあるはず…
そう考えた私は、反転するパターンの時、わざとハーフカウントを挟んで正規のWCSステップを踏んでみました。
すると教えてなくても、彼女はハーフカウントで踏むべきタイミングできちんと踏んだのです。
パターンステップというのは、システムとして作られているので、気持ちよく遂行する為には、踏むべきタイミングで正しい側の足が自然に動くようにできているのです。
ここまで2回分のメソッドで、彼女がWCSを心から楽しめるまでのレベルに達したこと。
これが嬉しい。
今までいろいろな人を相手にいろいろな練習法を施してきましたが、やっとこさ手応えを感じるものにたどり着けました。
「ペアで踊る」という大きな壁を打ち破って、こちら側に来てくれる人が一人でも多くなることを願ってやみません。