一段上の景色を観るには
私の趣味の一つ、韓国ドラマ。
同時にいくつかの連続ドラマを録画しておいて、時間がある時に観ています。
たまたま直近に録った第一話を観てハマると、溜め置きする間もなく放送当日のうちに観てしまいますが…
先週くらいからまた溜まるようになったので、なぜだろう…と考えたら、
最近、もう一つの趣味である音楽制作の方が楽しくて仕方ない。
静かな深夜は打ち込みタイムに最適で、ドラマ観る暇がないのです。
曲作りがはかどる理由は3つ。
・音楽ソフトや機材マニュアルをきちんと読んだ
・編曲についての参考本を基礎からやり直している
・プロの編曲家のメールマガジンを購読
「餅は餅屋」とはよく言ったものです。
我流はだめですね。
基礎や理論は生半可な状態で知ってても、上手く使えません。
全ての事柄をきちんとシステムとして組み合わせて理解することが大切。
私のように勉強中であれば、既に勉強した分だけ確実に違いが出てくるから不思議。
本やメルマガで読んだことを頭の片隅に置きながら音を置いていったところ、
ちゃんと濁りや淀みのない調べとなって聞こえるのです。
以前は全てを思い付きでやってました。
フュージョンやAOR が好きなので、ついついテンションコードやシンコペーションを散らばらせてしまいがち。
そうすると、お洒落でアーバンな響きになる反面、何音をベースに持ってきたら、リズムをどう刻んだらいいか本当に迷う。
あれこれ試行錯誤して編曲しても、翌日聴き直すと濁りやリズムラインミスを感じて、結局放りっぱなしにしてました。
ところが、コードの構成や進行をきちんと学んだら、わざわざテンションを用いなくても、シンプルなコードで心地よい響き方をさせられるようになったのです。
主旋律とオブリの掛け合いにしても同じ。
いちいち考えなくても自然にバランスが取れる。
なんで最初からこうしなかったんだろう、と後悔の念に苛まれました。
曲作りもペアダンスと全く同じでした。
我流はダメ。
使いこなせないくせに難しいことしたがっちゃダメ。
シンプルなことを当たり前にできてこそ、次にある一段上の景色を観られる足場が見つかる。