最小限の動きで最大限の成果
自身が教えるレッスン以外では、実働ダンス時間がほぼゼロになったのに、踊りの質が上がった。
どこがそんなに変わったかというと…
踊る上で余計な動きが無くなったのです。
パターンを実践で試すことができない為に、一人で練習したり、工夫できる基礎を徹底的に洗い直しました。
動作一つ一つの意味を見出すことで、パターン以前のベーシックな動きを大きく改善することができました。
特に WCSは、ステップ移動している最中でも「静寂さ」を表せるかどうかが、上手い下手の分かれ目。
2016年までの私のステップは明らかにガチャガチャ騒々しかった。
私はサルサを含めて自分のすべての動きを一度分解し、
WCS 水準で検証してみました。
それまで気にも留めなかった何気ない動きの裏側に、想像もできないほど奥深い意義が隠れていたことが解りました。
必要最小限の動きで最大限の成果!
動いている間も、静寂さがそこを埋めているわけです。
それがベースとなっていれば、時間的にも空間的にも、そこに新たな何かを加えるのにいくらでも余裕があります。
と同時に、ペアを組む相手は私のリードを余すところなく感じ取れる。
正に良いことだらけ。
ただ、弊害といえるかどうかは分かりませんが、
サルサを踊る時にグルーブ感が減ったかもしれないということはあるかも。
観た感じでは野性味が消えて、おとなしくなった分、
昔からの顔馴染みフォロワーは、私らしくないと感じるかもしれません。