居て欲しい位置に行って!
Marina Motronenko & Pavel Katunin - It Must Have Been Love [WCS CLASSICS] - YouTube
美しい!
二人のコネクションが途切れることなく完璧につながっていきます。
たとえば、二人が手を取り合って踊るのではなく、
一本の紐の両端を持ったまま、それぞれにステップ移動したとして…
一度として、紐がたるんで下がることも無ければ、切れてしまうほど引っ張られることもない。
一歩一歩、足を運ぶごとに二人の間隔が変わったとしても、
それに応じた過不足ないテンションが、双方から絶妙なタイミングで供給される。
実際のリード&フォローはテンションだけでなく、コンプレッションも使われます。
WCS を踊る時に味わえる気持ちよさや楽しさの一つに、このテンション/コンプレッションの過不足ない変化があるのですが。
これが意図した通り、適切な量で作られると、フォロワーはリーダーが “意図した位置” に、“意図した形” で自然に移動してしまいます。
決して考えてそこに行くのではなく…
もし“考えて” 動いたら、二人の紐は垂れ下がったり、引きちぎれてしまうことでしょう。
前回のレッスンで、触れましたが…
フォロワーが進む際に余計な膨らみを作ったり、間違った方向に進むのは、
基本姿勢やコネクションの作り方が拙くて、「適正なテンション/コンプレッションが得られないから」です。
リードとは、フォロワーに「居て欲しい位置」に最短距離で行ってもらうために、あの手この手を使って意思伝達をすることに他なりません。
フォロワーはその意思を受け止める心構えができてないといけないし、受け止めるための “器” として、正しい基本姿勢とコネクションを学ばなければなりません。