ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

重宝する「6カウントベーシック」


https://youtu.be/oB5-pgBtWPI

アルゼンチンタンゴのプロダンサーは、よく余興でロックンロールを踊ります。

 

足技が豊富なアルゼンチンタンゴで鍛えられたダンサーたちなので、余興とはいえステップもバリエーション交えて、とても賑やかに踊ります。

 

ロックンロールをペアで踊る時は、スウィングダンスに多い6カウントベーシックを基本に踊ります。

 

2カウントのブロック3つを…

①②, ③&④, ⑤&⑥

 

サルサを踊る人であれば…

①②,  チャチャチャ, チャチャチャ

 

チャチャチャのベーシックから後ろの2ステップを省いたものと考えることができます。

 

8カウントの音楽を6カウントベーシックで踊るのは変な感じ!

そう思われる方は少なくないでしょうが…

 

慣れれば、全く違和感なく踊れるものです。

 

サルサでは8カウントを、

①②③=行って、⑤⑥⑦=整える

の繰り返しで踊ります。

 

対して、スウィングの6カウントベーシックは、

①②=後退、戻って

③&④=行って

⑤&⑥=整える

と、踊ります。

 

最初の2カウントの2歩をロックステップといいますが…

これが余分に付くことで、サルサに比べるととても落ち着きが得られるのです。

 

一曲を通して6カウントベーシックで踊り続けなきゃいけないという訳でもなく、

 

2カウントのブロックを好きなように組み合わせられるので、曲の展開によってミュージカリティー豊かに動ける利点もあります。

 

プロタンゴダンサーのようにスタイリング豊富に踊らなくても、アマチュアレベルのジルバ風に踊るだけでも楽しいものです。

 

スウィングダンスのシンプルベーシックを一つ覚えるだけで、フロアーにポップスが流れた際に踊ることができるというアドバンテージが持てる。

とても重宝すると思います。