ボール・チェンジ(Ball-change)
踊り始めるまで1分ほど掛かりますが、興味深い動画がありました。
これまた全く知らない2人なんですが、
リーダーの Cody Anzelone。
面白いステップをする人です。
1カウントで1ステップするのでなく、
ハーフカウントで踏んで、次のカウントを別の足と入れ替えるのを「ボール・チェンジ(Ball-change)」といいます。
Cody はこれを多用します。
しかも連続で使いまくる。
というのは、ボール・チェンジって一つ挟むと、それがきっかけになって自然発生的に次々に半拍刻みになってしまう傾向があるんです。
半拍ごとにステップを細かく刻み、近付いたり離れたりを繰り返す。
押し引きが平衡した状態では、前後移動せずに、キック&ボールチェンジや連続スイブル、ツイストなどでつなぐ。
その切り替えスイッチが、テンション/コンプレッション。
・フレームがしっかりしている
・加重移動が 100:0 の割合でできる
・コネクション変化に瞬時に反応できる
これらをきちんとマスターした人であれば、練習したらできるんじゃないかと思うのですが…
出来上がった動きは、Carolina Shag みたいな雰囲気になります。
日本を含めアジアでは、こういうスタイルで踊るダンサーはあまり見掛けませんが、
アメリカには WCS以外のスウィングダンスの歴史的背景を持って WCSを踊るダンサーが大勢います。
欧米人フォロワーと組んだ時にやってみると、見たこともない返しがあったりして面白いです。