Jack & Jill 1
7月30日から8月7日まで、8泊9日の日程で韓国に行ってきました。
韓国最後の夜。
WCSを踊りに行ったクラブで Jack&Jill に参加しました。
WCSのイベントではコンペティションが行われるのが普通で、韓国でも規模の大小を問わず海外からの参加があるようなイベントでは必ず Jack&Jill を始めとする各種コンペが開催されます。
私は上達の目的を、純粋にダンスを楽しむ為として順位付けの中に身を置きたくないので、基本的にコンペティションには参加しない主義なんですが…
この日の Jack & Jill は順位を付けるものではなく、あくまでも余興の一つ。
ペアを組む相手をくじ引きで決めて、皆の前で演技として踊るというものでした。
地元の彼らはいつも踊っている者同士です。
誰と当たっても技術レベルや癖が分かっているので問題ないのでしょうが、、
外様ダンサーの私にとっては誰と当たっても、生涯2~3度めという相手。
できれば踊りやすい人、相性の良い人に当たりたいと願いました。
結果、その晩そこにいた女性の中で1~2番の踊りやすい女性に当たりました。
J&Jというのは、人によって考え方は違うんでしょうが…
私はカッコよく踊りたいとか、目立ちたいとかは全く思いません。
とにかく相手本位。
とりあえず自分自身、相手よりすごく下手だったり、自分本位に踊ったら相手に悪いですからね。
綺麗に、そして気持ちよく踊ってもらいたいから、自分の持てる技術レベルの最高位の丁寧さでリードしました。
それが功を成して、お相手の女性はとても気持ち良さそうに踊ってくれました。
男女とも同じだと思うんですが、ペアダンス上達のモチベーションとして一番有効なのは、パートナーから好かれるダンサーになること。
その為には、丁寧な踊り手になるのが最短の道だと思うのです。
複雑なワザや派手なスタイリングは必要ないどころか、むしろ妨げにさえなりかねない。
その意味で、あの日の Jack & Jill は自分を最良の道に戻してくれる最も有効な指針であると気付かせてくれる有意義な時間だったのです。