ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

ペアダンス感染症

笑顔は伝染するから…

 

自分自身が楽しそうに踊ると、それを見た相手も嬉しくなって笑顔になります。

 

笑顔で楽しそうに踊るペアが1組でもいるフロアーは場が暖かいので、フロアー脇で待機していた人も早く踊りに出ようという気になります。

 

反対もまた然り。

 

無表情で踊るならともかく、中にはいかにも嫌そうな表情で踊る人に出くわすことがあります。

 

レッスンのローテーションだと相手を選べないので、踊りたくない相手が回ってきた時、露骨に嫌な顔をしてずっと視線を逸らしたままでいる。

 

さすがに日本国内ではそんな目に遭った記憶はありませんが、海外だとそういう女性に遭遇することもあり得るから困ります。

 

そういう人をソーシアルで誘わないのはもちろんですが、話はそれだけでは終わらないのです。

 

私は性格が弱いので、こういう人がいるグループ自体に近寄る勇気がありません。

その国へは行きたくなくなるし、思いがけずに別の国のイベントで見かけると、要らぬ気を遣ってイベント自体を100%楽しめなくなります。

 

そういう残念な人が1人いるせいで、そのダンス界全体に寂しい感情を持ってしまう。

 

本人は異性への好みだったり、上手い人とだけ踊りたいという個人的な感情を顔に出しただけだ、と考えるんでしょう。

が、それをされた人がもし初心者だったら、もう踊りたくないと思うかもしれません。

 

既にダンスにどっぷり浸かってしまっている私は止めることはありませんが、少なくともその国には行かなくなるし、彼女以外のメンバーも含めて親しくなるチャンスは閉ざされた訳です。

さらに男女関係なく、私の生徒さんに今後、その国で踊るべき!と勧めることはないでしょう。

 

風が吹けば桶屋が儲かる」じゃありませんが、物事は限定された中だけで終わるとは限らないのです。

 

だいたい、にこやかに踊る人は他の場所でもにこやかに踊るでしょうし、嫌そうな顔を顕にする人は他の場所では封印しているとは思えません。

 

ペアダンスはパートナーを必要とします。

良いことでも悪い事でも、その影響は思いもかけない遠い場所で息づいているかもしれません。

 

誰しもパートナーの前では、謙虚で良い人であろうと心掛けなければいけない理由の一つです。