大半のダンサーのステップは早過ぎる
このところ、アルゼンチンタンゴの習得を通して、リード&フォローについていくつか気付いたことをブログに書いています。
その中で、音楽を聴いてどのようにして、最初の踏み出しに転化するか…という問題。
タンゴリーダーは音を聴き、胸郭の中で感情をピークにまで盛り立てることでフォロワーにシンクロさせやすくすると共に、盛り上がった感情のパワーを第一歩の動的エネルギーに転化することができます。
これは我々が普段踊るサロンタンゴのレッスンではなく、ステージプロによるレッスンで教わった「踊り出しの一歩を踏む」際の秘訣ですが…
サロンタンゴだろうが、WCSだろうが、サルサだろうが、最大限真摯な踊りと丁寧なリードをしたかったら、最初の動き出しを軽視してはいけません。
ファーストステップはもちろん、ここは!という大事な局面ではステップに感情や意思を宿らせることはとても重要です。
ところで今日、何年ぶりかでサルサベーシックを診察する機会があり、ステップが早過ぎることを指摘しました。
実をいうと、すべてのステップを溜めることはサルサだけに限らず、WCSにおいてもアマチュアダンサーのほぼ全員に当てはまるアドバイスなのです。
(タンゴステップの場合はリード&フォローの関係性がちょっと複雑で、単純には当てはまらないようです。)
ここらへんに関して、いくつかのブログ記事にまたがる文章をまとめたものがあるので紹介しておきます。
steps: WCS & Salsa in Nagoya ブログ「Seaon の教え」2013/06/14