腰の造作
サルサパーティーで踊ってみたタンゴが、ほとんど感覚戻らなくて噛み合いを感じられなかった件。
これの原因は明らかなんです。
基本姿勢をきちんと作ってから踊らなかったから。
背筋を伸ばして、肩甲骨をできるだけ低く、後ろにキープ。
そこまではサルサでも WCSでも普通に習慣づけるべき基本なのでいいのですが…
アルゼンチンタンゴの場合、私はこれ以外にお尻を内側にギュッと締めて、床面に足ではなく、お尻を着けて歩くような感覚を持たないと、パートナーとつながった気がしないのです。
これをせずに何気なく踊り始めると、ふわふわ浮ついた気持ちが拭えず、リード&フォローで踊ったという感じがしません。
そんな超〜重要な準備動作なのですが、
ソーシアルの前に、この感覚を得る為のルーティンを一人で行うことがとても難しいのです。
私がタンゴを習う教室では、この儀式を毎回くどいくらいにやります。
それが嫌で通わない人もきっといることでしょう。
私は先生がこれを繰り返す意義がめちゃくちゃ解るので、むしろここ以外には行く気が起きません。
そういう基本姿勢の重要性を鑑みながら、昨日のうちのWCSクラスを思い返してみると…
少なくともリーダー役の人は背筋は伸びています。
ですが、もうちょっと腰が入った立ち方、歩き方ができたらなぁと感じます。
お尻や腿を内に締める感じは外から観ると、腰に表れます。
いくら背骨を伸ばそうと、脱力して緩んだ腰は縦(上下)方向に縮んで見えるのですぐに判ります。
男女に関係なく、腰の造作は基本姿勢造りの重要ポイントなんですが、
リーダーの場合は手に頼らず、自分のステップでパートナーを運ぶ意識が要る分、腰がしっかり入っているかどうかはペアワークの生命線のように思います。