ペアダンスは相手の為に踊る
前々回のFacebookコメントでネタ元をくれた某氏。
またまた新たなネタをくれました。
ペアダンスというのは奉仕活動です。
はっきり言います。
自分が楽しむ為に踊るという人は、早い段階で進歩が止まります。
私自身、ボランティア精神にあふれるタイプじゃない。
どちらかと言えば、我を通す方であるのに、ダンスに関してはなぜか相手本位に考えられるから不思議です。
ペアダンスを始めて15年になりますが、自分が楽しもうと思ってパーティーに行っちゃダメだと1年目から感じてました。
先生からは慣れることが上達の近道だと、レッスン後のフリーダンスを踊ることをやんわり急かされました。
でも、私はフリータイムでの女性を練習相手にはできませんでした。
女性を満足させられないなら踊る気になれない。
タンゴはまだそういうレベルに達してないのでミロンガには行けないと、前記事にも書きました。
人を楽しませる為に、わざわざお金と時間と労力を使う。
また、その技術を得るまでにも途方もない時間を使う。
不思議です。
これが、人前でパフォーマンスする為、コンペに出て勝つ為、ポイントを稼いで上のカテゴリーに上がる為、人に教えて儲ける為、名声を得る為… とかなら解ります。
でも、私はダンスに対しては、なぜか対価を求める気にはなれないのです。
Jack & Jill に出ることは別に嫌じゃないけど、順位付けされるのは好きじゃない。
ペアダンスとは人に評価されるものじゃなく、パートナーの心の中に宿るものが全てだと思うんです。
二次的に言えば、それが自分に伝わった時の満足感。
ペアダンスとは、ペアを組んだ相手と自分の二人だけで完結するもの。
だから、私はパフォーマンスやフラッシュモブにも興味が沸きません。
あえて言うなら、広報活動としてなら有りです。
でも、これも自分が楽しもうという気には到底なれない。
やっぱりペアダンスは、
相手の為に踊りたい。