人生浪費生活
パソコンの性能は年を追うごとにどんどん良くなりますが、それほどの最新性能を必要とする人は、映像や音楽などのクリエーターや、ゲームで遊びたい人たちくらい。
普通の事務仕事やホームユースで使うだけなら、何世代も前の性能で十分という時代になっています。
当然、パソコンの売れ行きも長期的には上げ止まっていたと思われますが…
コロナ自粛の一貫でテレワークが拡がりました。
仕事の主要部分をパソコンで行なっていた人は、当然プライベートでもパソコンを持っているでしょうから、パソコン本体の新規需要はそれほどでもないかな、と思ってましたが…
実際には、通信関連の周辺機器や設備の必要性と相まって、買い替え需要も高まったようです。
加えて、中国の生産、流通が滞っていたせいで在庫薄となり、発注しても何週間も待たされるみたい。
私はダンスに入れ込むようになる前の2004年までは、パソコンで音楽制作をする、いわゆるDTM を趣味にしていました。
当然、機器もソフトもたくさん揃えて。
私は普通に踊っていた頃から、踊れる体力が無くなったら再び音楽を趣味にしよう、と考えていました。
それがこういう形で踊れなくなるとは夢にも思いませんでしたが…
とは言っても、音楽から遠ざかっていた、この15年間にパソコンやDTM機器の性能や規格は完全に変わってしまいました。
また始めるなら、買い替えなくてはいけません。
最新バージョンの音楽ソフトを使うなら当然、現在販売されている最新パソコンの上位レベルの性能を必要とします。
注文したとして、届く頃にダンスを再開できてるとは到底思えませんが…
そんなに待つくらいなら、テレビやストリーム映画を観て暮らした方が安くて楽とは言えます。
1990年代、むやみに人生を浪費すると悟って DOS/V の洋ゲーを断った過去を持つ私ですが、今まさにそれを越える人生浪費生活に入っています。