多様性、広範性を持つコミュニティー
「敢えて退行を選ぶ」に思わぬ数のいいね!を頂戴しました。
WCSを踊らない方にとっても、ご自分が踊るダンスにおいて複雑なパターン、最新のトレンドワザなどを追うより、たとえ古くてもシンプルな踊り方でリラックスできる楽しみを求めたいと考える方が少なくないのだろうと思います。
ダンスインストラクターとしてレッスンを訴求するには、「日本で習える海外のトレンドスタイル!」とか、「最新のコンボパターン!」などと宣伝するのは当然だと思うのですが、それが唯一の踊り方でも、正しい踊り方でもないことは、長く踊ってきたダンサーなら解ることです。
一つのダンスコミュニティーの中が全て同じパターンを使う、同じスタイルの踊りをするダンサーで占められていては面白くありませんし、年月が経っても多様性や広範性は生まれにくいままです。
私が携わるスウィングダンス・コミュニティーにおいては、たとえ古くさいと言われようとも、WCS、リンディホップの双方に通じるような汎用性を求めることで、楽しめる人の層や場所を広げたいと思っています。
ただ、その道は考えるより難しいみたいです。
単純に中庸を行くだけでは済まないと感じています。
次の記事ではダンス理論の観点から、その難しさを解いてみようと思っています。