周囲とは関係なく高みを目指す
何年か前、バンクーバーの大学でWCSの講座を持つ旦那さんと共に愛知県に里帰りされた女性といろいろお話をする機会がありました。
その時に、同じことを考えてる人がいるんだ…と思ったこと。
私もその旦那さんも、教えているのは初心者がメイン。
すると、クラスでやる内容と、自分自身を高める為に腐心する内容は全く別物となるわけです。
全員が少しでも上達できて、尚かつ興味を長続きさせられるクラスにしたいので、課題ルーティンも段取り、そして説明の仕方も時間と労力をかけて準備するのですが、
そうすると、自分自身の練習時間が無くなってしまう。
当時、このジレンマについて話したら、全く同じだという返事が返ってきました。
しばらくして、自分も基礎技術をしっかりやり切れれば、それで十分…という考え方になってからは、全く悩まなくなりましたが。
最近はサルサのクラスも再開したので、余計に初歩に立ち返っての「ベーシック通りのペアワーク」を目指すレッスンスタイルになりました。
ところが、そうすると…
「基本に忠実なリードをしない男性と組んだ時はどうすればいい?」という問題が起こります。
一つ言えるのは、
「基本に忠実な踊りを身に着けた人は、同じく基本に忠実な相手と組めば、極上の噛み合いを味わう体験が得られる。
忠実じゃない動きをする人に対しては、自分を欺いて合わせることもできる。
一方、基本をしっかり学ばなかった人は、学んだ人とはもちろん、自分同様に学ばなかった人とも、噛み合いを味わうチャンスを永遠に逃し続ける。」
どちらがいいか…