ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

コンタクトが肌合いの違いをあぶり出す

Jakub & Emeline や Maxime & Torri について書いていて思ったんですが…


ダンスパートナーが、プライベートでも長期的なパートナーであるって、本当に幸せなことだと思います。

 

ペアダンスを異性との出会いに利用する人は少なくありません。
私はそういう目的は一切持つことなくこの世界に入ってきたんですが、実際に踊っていれば数えきれないほど多くの女性と出会うし、親しくもなりました。
上手くなれば、そういう機会はますます増えますし、海外に行ってもダンスの技量は言葉の壁を簡単に越えるという経験を何度もしました。

 

同じダンスを共有するということだけで、出会いのチャンスと親しくなる理由を得られる。


それは事実なんですが…

男女の仲には「肌が合う/合わない」という問題がある。
外見がストライクであっても、付き合ってみたらどう努力しても好きになれない…なんて不幸は珍しくありません。

 

ペアダンスでも、どう踊っても相容れない、「踊り味」とでもいえる肌合いの違いは存在します。
組んで数秒も経てば、相性の悪さはすぐに判ります。

でも、基礎をしっかり身に着けた上手いダンサー同士の場合、肌合いの悪さはお互いに感じ取れるほど浮かび上がることはありません。


サルサ時代の私は、気持ちよく踊れる女性なんて星の数ほどいたので、ほとんど記憶に残っていません。

 

ところが WCSの場合は、サルサよりボディーコンタクトのセンサー精度を上げて踊るので、肌合いの違いまで鮮明にあぶり出してしまうのです。

コンタクトした時のアタッチ具合から、ボディーロールの噛み合い、お互いの好みへの寄せ度合い…

何度踊っても、これら全てにおいて文句ない相手だったら、たとえ外見的に好みじゃなくても、きっと好きになってしまうと思います。

 

私は同じ人と一晩に何度も踊らないので、WCSで恋に堕ちるほどの経験はありませんが、
心が残って、いつまでも大切に想っていたい人は何人もいます。