ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

等張性温泉 養老のお湯

今日行った養老温泉ゆせんの里。
内装大幅チェンジで、お風呂の壁に養老温泉についての説明文が貼り付けられてました。

今まで「等張性」という単語は知っていても、どういう意味かは知りませんでした。

温泉というのは、普通の水道水に比べると含有成分が豊富。いろいろ含まれていて、人間の体液とほぼ同じ濃さ、つまり浸透圧が8.8g/1㍑だと皮膚から体内にお湯が入った時に痛みを感じないそうです。
確かにプールで鼻に水が入るとツーンとして痛い。
目薬は同じ浸透圧に調整してあるから痛くない。これが「等張性」。

養老温泉のお湯は、なんと体液とほぼ同じ濃さなんだそうです。
ナトリウムや塩化物ばかりだと、塩水と同じでありがたみ薄いんですが、ここはカルシウムやマグネシウムなど他のミネラル分も豊富なので褐色に濁っていて、僅かに鉄分の錆のような風味も感じます。
風呂に浸かった後に石鹸で体を洗い、念入りに上がり湯を浴びても、体を拭いたタオルが茶色く染まってしまいます。

濃い成分だと、風呂から出た後も体が冷めません。
そして等張性だと傷や湿疹があっても、強くしみないので湯治効果があるお湯に長く浸かっていられます。
虫刺されや湿疹が翌日には消えてなくなるほどの効果は、養老温泉ならでは。

体温より少しだけ温度が高い源泉風呂なら、30分以上浸かっていられます。
なぜなら等張性だから高張性温泉や低張性温泉と違って必要以上に成分や水分が体内に入らず、湯あたりなど変調を起こしにくいから。
そして、湧出量豊富で消毒循環させてないから、塩素にさらされる心配もないから。

私は養老のお湯がとても気に入っているので、片道50キロの距離も何のその。平気で通っています。
なんでこの地方の人たちに広く知られてないか不思議なくらいの名泉です。