ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

東京ダンス旅行 2

六本木サルサの話の続き。

最後に踊った女の子とは、サルサでは生涯で一番か二番といえるほどのハイパフォーマンスになりました。

 

最初はそんなに変わったところはなく、普通に上手いフォロワーという感じだった彼女。途中で自分が好きな曲と気付いたらしく、歌を口ずさみながらノリノリでムーヴメントや遊びを入れるので、私も触発されて能力以上に動かされました。離れた後も動悸が酷くてしばらく座り込みましたが、肩甲骨がすごく軽くなっていて驚きました。


On2でもキューバンでも、自在に自分らしいフォローでリード以上のパフォーマンスに昇華できる人と国内で初めて逢いました。

彼女のどこに惹かれたのか、改めて考えて判ったのですが…

 

彼女は、ペアワーク中のスタイリングもムーヴメントもよくある典型的な動きではありませんでした。

手を離されて踊るシャインも、よくあるルンバやパチャンガのような既存のスタイルではなく、彼女自身の可動域の広さを活かしたムーヴメントを見せる為のアドリブ的な動き。

脳の中にある引き出しから取り出した動きを並べてなぞるのではなく、感性のまま動いているから、凄い躍動感にこちらもついついターボスイッチが入ってしまうのです。

 

日本であれほどの人と出逢えた幸運と感動に感謝すると同時に、ああいう人こそWCSもやって欲しいなーと少々の残念な気持ちも。

 

本当はもっと多くの女性と踊る気でいましたが、燃え尽き症候群のようにあの後はどうでもよくなっちゃいました。


実をいうと、彼女を誘う為に私が場所を替えたのを見た相方が、ミツエ先生と踊ると勘違いしてタブレットを持って近くにきて撮影してくれたそうですが…
ダンス中はスタンバイモードで、踊り終わってから押したのが録画ボタンだったそうです。


残念。。
初めて見た人だし、いずれ日本を離れてしまうかもしれません。
彼女ともう一度踊るのを、残りのダンスライフのモチベーションにしようと考えています。