Swingリズムと Ball-change
Swing danceは元々、Swing する音楽で踊るからSwing danceと呼ばれました。
Lindy Hopは現代でもSwing Jazzなどのように典型的なSwing する曲で踊られますが、そこから派生したWCSの場合、近年はSwing しない曲を使用する比率が高いため、逆にローリングするカウント(One and-a Two, Three and-a Four....)に違和感を覚える人もいると思います。
私は最近、Lindy Hopに寄せた踊り方でルーティンを考えているのですが…
それで解ったのは、曲は跳ね物(Swing する曲)の方が動きに馴染みやすいということ。
先週のWCSクラスでは手始めに、WCSに近い動きの Hollywood style Lindy 風ルーティンをやったんですが、それは一旦反故にして来週、跳ねる曲で作り直そうと思っています。
そこで手直しの肝となる部分ですが…
パターンの出だし「One, Two」にあたる部分。
WCSのフォロワーはここを素直に前進するのが基本なのですが、、
Lindy HopではここにRock Stepという後退ステップを充てたり、右左にスイブルすることがほとんど。
WCSのように大きく2歩前進すると、逆に違和感を覚えるかもしれません。
この違いをどうクリアするか考えた結果、足踏みとなるBall-changeを充てることで、どちら側の陣営にとっても違和感の少ない中庸スタイルとして成せるのではないかと考えています。
この考えのさらなる後押しとなったのが BGMとして使おうと思った、ビヨンセの「Love on Top」というビデオクリップ。
Beyoncé - Love On Top (Official Video) - YouTube
この中の振付に Ball-changeが多用されていることが分かりますか?
それはなぜか…?
ハーフカウント位置が真ん中にないスイングリズムで、ハーフカウントをステップすると気分的に落ち着かないのです。
落ち着かないから、すぐに踏み換えたくなる。
つまり、Ball-change。
スイングリズムには Ball-changeの動きが相性が良いというより、
むしろ無意識に Ball-changeしてしまうと言った方が正解かもしれません。