引き合う力がElasticity(弾性)の源
昨日の西尾クラスで Ball-change を練習しました。
これは今までに何度もやってきたステップ技術なんですが、西尾に限らず名古屋でも大阪でも期待通りにバッチリやってくれる人が現れた試しがありません。
それほど、頭の中での理解と身体の動きがピタッと一致しない、難しい動きなのでしょう。
Ball-change 20230628 - YouTube
カウントだと、①&②と唱えるので3回踏むトリプルステップと混同しやすいのですが、実際に体重を載せ換えるのは2回だけであることに注意してください。
もう一つ重要なのは、ペア両者が引っ張り合っている状態でないと、Ball-changeをリード&フォローで行うことはできないということ。
たとえ二人がニュートラルな位置関係にあっても、繋いだコネクションは微かに引き合っている為、何か重しを引っ張るか、水の中で動いているかのようにスローな動作に見えます。
この引きのコネクションという大原則はWCSだけでなく、WCSがリンディホップから枝分かれした当時のHollywood Style Lindy でも顕著な特徴です。
Dean Collins Lindy Hoppers 1983 - YouTube
Dean Collins の踊り方だと、Sugar Push でも引き合ったままで、完全に寄せ合う位置まで近付かないことさえあります。
この強い引きによる平衡状態の中でステップ技を披露することも多く、これがHollywood Styleの華やかさに繋がっているともいえます。