リンディホップからWCSへ
過去ログを遡っていると、さらに書き加えたいなと思うことがよくあります。
リーダーのCody Anzeloneは、Ball-changeを多用するだけじゃなく、連続Swivelで遊んだり、相手を引く時に左足バックステップを踏まずに後方に浮かせたり、ちょんと床を叩いたりするだけのDean Collinsスタイルを見せることがあります。
明らかにリンディホップからの転身組だと判ります。
そういう経歴を持ってWCSを踊る人は欧米にはとても多いのですが、リードのスタイルにリンディが垣間見えることはあっても、動きの質そのものを見るとリンディらしさはほとんど感じられません。
私自身、リンディホッパーにWCSを教える際にはホッパーの特徴である上下動や、相手から離れた時に遠い方の腰を完全に開き切ってしまったり、Swivel癖で膝頭が外を向いたまま戻らないことをよく注意するのですが…
欧米のリンディ転身組はWCSをマスターする段階で、どうやってリンディらしさを抑えたのでしょうか?
たぶん癖が直らない人というのは、そもそも自分のその動きを癖だと認識できてないのでしょうね。
自分が踊る、そのダンスがどういう要素の集まりで出来ているかを理解すれば、要る動きと省くべき動きをはっきり区別できるのだと思います。