ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

フレームでリード&フォロー

最近のレッスンで取り組んでいる課題。

「いかに手に頼らないでリード&フォローするか。」

 

ペアダンスをしたことがない人はもちろんですが、実際に習っている人でも経験が浅いと、リード&フォローとは手でするものと考えがちです。

 

実際には手の動きで指し示すリードなんてほんの一部でしかないのですが、

基礎を身に着けた人同士でないと、主要なリード情報をやり取りする器がないので仕方ないかもしれません。

 

リード&フォローを余すところなくやり取りするには、

・フレーム

・リズム

・ステップ

これらが正しく行われることが必要です。

 

フレームは主に縦方向の背骨と、水平方向の肩甲骨と腕で作ります。

頭の位置や骨盤の縦角度(お尻の引き締め)も大きく関わってきます。

リーダー、フォロワー双方にそのどれか一つでも欠けていると、リード情報は正しく伝わりません。

 

また、身体の上下動や横揺れがあると、フレームからのリード情報にノイズが混ざってしまいます。

サイドステップ時に軸を傾けたり、揺りかごのように振るのを戒める理由です。

 

リズムは時間情報の物差し。

リーダー、フォロワー双方が正しく捉えてないと動きが噛み合いません。

 

ステップは皆さんが考える以上に奥が深くて難しいかもしれません。

 

まずステップとタップの違い。

体重が乗っているか否かは、本人の自覚と全く違っていたりします。

 

足の踏み替えとピボットの違いも、きちんと区別して表現できるかどうか。

 

*参考ブログ

体重移動について 1」

http://blog.livedoor.jp/mambohompo/archives/46476501.html

 

「ピボットという概念」

http://blog.livedoor.jp/mambohompo/archives/51240269.html

 

説明を受けて頭では理解できても、いざ踊ってみるとあいまいにしか動けない人が多いようです。

 

フレームがしっかり出来ていて、ステップやタップ、ピボットの違いを表せる人同士なら、たとえフォロワーが目を閉じていても、コネクション(お互いが実際に触れ合う部分)のベクトル変化を感じ取るだけで踊ることが出来るのです。