ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

探究心が上達の元

昨日、東京でWCSを踊ってきました。


東京は遊びに行くにはちょっと遠い。

インバウンド以降は交通費以外に宿泊費も高くなって、無職の私には縁遠い所でした。


宿泊費を浮かすために、午前0時過ぎからの高速道路割引で帰った為、たったの6時間滞在。

でも、古くからのサルサ友達に期せずして会えたのが嬉しかったです。


彼には数年前会った時にWCSを勧めていたのですが…
今になって初体験、その当日に私がその場に立ち会えたという偶然!


彼のWCSへの興味はずっと続いてたらしく、自分なりに調べていたけど、ネット上でも詳しく説明された物にはなかなか出会えず、結局は私のブログ記事に行き着いて予習していたと聞きました。


そうなんですよね、WCSどころかサルサでさえ、独力で研究するには情報が少な過ぎる。


バレエや日本舞踊といった伝統舞踊と違って、WCSやサルサのようなストリートダンスというのは、上の人から一から十を教わるよりも、本来は個人個人で探求して自分なりの形を形成していくのが基本だと思います。


私はディスコで踊りを始めた人間なので、人から教わる振り覚えでは踊れないタイプ。というより、人が作った振りで踊りたくない。


ペアダンスを始めてからのリード&フォローも、基本的にはジャズダンスのインストラクター時代の経験や知恵を基に、自分なりの気付きで身に着けてきました。

 

海外のダンサーから「日本のローカル地域にいて、どうやってWCSを覚えたの?」とよく訊かれるのですが、私がYouTubeだと答えると皆、びっくりします。

 

実際にはサルサ時代の知識があるので、ゼロからの出発ではありません。

さらにパートナーは社交ダンスの教師なので、普通にWCSの先生に着いて習うより余程シビアなレベルでリード&フォローを追求できたように思います。

 

ここで言いたいのは、先生に着いてレッスンを受ける必要がないということではありません。

 

レッスンは絶対に必要です。

特に基礎を習ううちは!

 

基礎は絶対に “全部覚え切る” まで根を詰める覚悟でやってください。

正しい知識とやり方を覚えるために、最初はちゃんとした先生のレッスンを受けてください。

 

それを覚えたら、後は個人の探究心次第。

探究心のない人はいくらレッスンを受けても上手くはなりません。

レッスンの価値は、受けたという事実ではなく、受けた後の処理とその後の継続の中から生まれ出るのです。

 

うちのブログ記事は、そんな独り探究の参考材料の一つにしてもらえたら嬉しいです。