基本姿勢に加えるプラスワン
8月18日(日)の関ジャニ∞の「関ジャム完全燃SHOW」は、本職の歌手じゃなく俳優が歌う役者ソングについて掘り下げるというテーマでした。
たまたまチャンネルを替える途中でチラッと観たのが、上白石萌音が「歌の中にいかにして感情を盛り込むか」という説明でした。
彼女は日常の繰り返しの中で何気なく歌っていると、ついブレスの意義について忘れがちになるけれど…
ブレスも台詞の一部と考えて、ブレスの位置で歌詞の内容を思い浮かべながら丁寧に息継ぎをすると、冷静に歌の中に感情を載せることができる。
というような説明をしていました。
この、歌の中にいかに感情を込めて聴衆に聴かせるか、というのを聞いて、はたと気がついたのが…
「リード&フォローを余すことなくやり取りする秘訣」
に似ていること。
私が生徒さんにダンスを教える時。
超初心者や私のレッスンを初めて受けるという方には、基礎として…
・基本のフットポジションから始まり、
・縦フレームと横フレームの作り方、それに加えて
・横隔膜を上げると同時に、お尻をギュッと締めること
を徹底してください、と言います。
ですが、、
生徒さんの99%は注意点を全て守ることはできません。何年たっても。
気というか、力が抜けてフレームがゆるゆるだったり、足の置き方が曖昧だったりするのはごく当たり前。
私は毎回のように注意します。
が、、あまりにも守られないので注意することすら忘れてしまうのが、
横隔膜とお尻。
私自身もまだ不慣れなアルゼンチンタンゴを踊る際は、何気なく最初の一曲を始めてしまうと横隔膜とお尻のことを忘れていることに気付きます。
仕方ありません。
横隔膜を上げてお尻をギュッと締めなくても…
よほど姿勢が悪くなければ、リード&フォローは通じるのですから。
でもね。
その通じ方、、
今の姿勢にプラスして、“横隔膜を上げてお尻を内側にギュッと締めていた” ら、きっと50%増しで気持ちいい一体感が得られていたと思うんですよ。
「ただ踊れればいい」んじゃなく、「音楽とパートナーと自分が三位一体となって踊る本当の味わい」を知っている人なら、この基本姿勢に加えるプラスワン
きっと解ってもらえるんじゃないかな。