ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

緊張させる男のつぶやき

 

一曲踊ると、心臓までひどく踊ってしまう昨今です。

特に速い曲はきつい。

曲を選びつつ、椅子に座って休んでいたら…

 

以前、レッスンを受けてもらっていたこともある一人の男性が「格好ばっか付けとらんと、ちょっとは踊ったって!」と言ってきました。

 

彼は私の性格を知っているので、格好付けで踊らないのではないことは解っているのですが、単純に名古屋サルサを盛り上げるためにもっと女性と踊ってやって欲しいと思ったのでしょう。

 

私はサルサを始めて半年から1年くらいの頃は本当に楽しくて、踊れる晩はほぼ全て出掛け、猿のように踊ってました。

 

その頃に出会った人とは、10年以上経った今でも気軽に話したり踊ったりできるのですが、On2習得のために遊びで踊りに行くのを止めてからは、新たに知り合う人が極端に減ってしまいました。

 

On1からOn2へのスタイル変更を完全にするには、On1を一切踊らないのが一番有効です。

13年前の名古屋にはOn2を踊る人が僅かしかいなかったので、地元で踊るのは止めて月に1〜2回の大阪、年に4〜5回の韓国に行くことでキャリアを積んでいました。

 

そのせいか、名古屋にもOn2ダンサーが増えた今でもホーム感があまり持てなくて、知り合いしか誘えない私は座っている時間が長くなるのです。

 

なぜ知り合いしか誘えないのか。

 

小心者だからです。

恥ずかしいし、こんなおっさんが誘っちゃ悪いと思ってしまう。

 

私と踊る女性が度々、「緊張する。」とか「怖いなー。」と漏らすことがあります。

自分から誘ってきた女性や、韓国のWCS上級者が思わず本音を漏らすということは、私と踊るのは楽しみではあっても、一つの挑戦と感じるのでしょう。

 

私は女性に負担を与えるようなパターンジャンキーではありません。

それでも緊張させるのは、踊る様子やブログ内容から、基本にうるさいダンス求道者と映るからでしょう。

特に過去、プライベートレッスンを受けたり、技術的な質問をしてきた女性は試されるようなプレッシャーがあるのかもしれません。

 

癖はそんなに簡単に治るものではないことを知ってますし、ソーシアルに完璧なフォローを求めてもいません。

 

根本的に、ペアダンスとは踊ってもらえる相手がいるだけでありがたい世界と考えています。

私は相手を値踏みしたり、フォローに拙さがあっても根に持つことはありません。

 

男性なのに自分から誘わないから、高飛車な男と思われるのかも知れませんが、

 

実際は、

・恥ずかしい

・疲れやすい

・混んだ中で踊りたくない

・曲を選んで踊りたいから出遅れて相手がいなくなる…

だけなのです。

 

緊張せずに踊りを楽しんでくれたら嬉しいです。