ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

沈めた重心を軸の入れ替え点と考えたらどう?

ブログが連絡ノート化してます。。

 

3つ前の記事テーマ「バウンスを防ぐ方法について」に戻って、少し補足させてください。

 

その後の記事でも述べた通り、

ビートに乗ろうとする時にひざを曲げる動き(ダウン)でリズムを取る意識が強すぎる人は、両ひざを同時に曲げてしまい、その都度、上半身が沈みます。


問題は、同時に曲げるのをどう防ぐか。

 

聞いた話では、リンディーホップの基本姿勢は上半身を少し前に折った形を取るそうですね。

だとすると、立位バランスを取るためには、ひざを垂直方向に真っ直ぐ伸ばし切った状態は苦しいはず。


普通に歩く時のような、ひざの屈伸を交互に100%やり切ったら、上手くいかないかもしれません。


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(老人介護のページから拝借した図ですが、老人のような前かがみ姿勢の場合は、ひざも前に折らないとバランスが取れません。)

 

つまり、

・一番伸びた状態でも、ひざ関節は少し緩んだ状態

・あるいは、伸ばしたい時は横方向/前後に角度を逃して開脚する


もし、ひざが垂直に伸び切った状態を作ってしまうと、バランスを取るために自動的に上半身が起きてしまい、結果、頭が上下動してしまいます。

 

図、右側の姿勢の腰の高さ(重心)は、真っ直ぐ立った場合より明らかに下がってます。

この下がった重心の位置を転換点として、両足への軸を入れ替えるイメージでステップしたらどうでしょう。

 

ちなみに、アルゼンチンタンゴの軸足の乗り換えもひざが上に伸びる感覚は用いません。

腰から下が床に沈み込むイメージで足裏を深く圧えることでステップが始動するのですが…

 

このイメージだと、ひざが伸びる時でもツンツンに180度伸び切った状態は作りません。

 

たぶん、リンディーホップでも骨盤を少し沈んだ位置に据え置く意識を徹底することで、両ひざが同時に曲がる動きを防げるのでは…と考えました。

 

何にしろ、上手いダンサーの動画を見たところ、

 

基本的に、

・絶えず腰を少し沈める

・ひざと背筋を一本の線のように垂直に伸ばさない

… 以外、


体重移動した後の軸足の上に腰を持っていく

・足裏はべた足で一気に着地させずに、つま先やかかとの部位を分けて使う

 

この2つはWCSやサルサと同じに見えます。

 

とりあえず、沈めた重心点での軸の入れ替えイメージを一度、試してみてください。

で、また結果を教えてください。

ダメなら、また他の方法を考えてみます。