パンデミック後
TVを観ていたら、竹中平蔵氏が言っていたのですが、
「パンデミックが終わった後、世界は元に戻るのではなく、別の世界が始まる。」
これ、私も強く思っていたことです。
たとえば、身近な例。
この時期にペアダンスを始めようとする人はいなかったと思います。
以前から踊っていた人も自粛する人が多かったのではないでしょうか。
たぶん、柔道やレスリングなど身体接触が多いスポーツも状況は同じだったと思います。
私が予想するのは今後、パンデミックが収まった後でも、ペアダンスや接触の多い格闘技を始める人が極めて少なくなるのでは…ということ。
特に、子供の習い事として新たに通わせようとする親はほとんどいなくなると考えられます。
感染を恐れるようになって以来、物事を考える時の価値観や基準がガラッと変わった人は多いでしょう。
終息が成ったとしても、この価値観や基準をある程度保ったまま暮らしていこうとする人が多いのではないかと。
だとすると、いろんな業種の盛衰が今現在の状況のまま進行するはずです。
一時的に離れていた人にしても、全員が戻るとは考えにくい。
ソーシアルでもレッスンでも、心配性な人、潔癖症な人の気持ちを汲んだ、新しいやり方を考えていく必要がありそうです。
過去を振り返った時、世の移ろいは常…と解る私たちなのに、
未来を観る時は、理由もなく今が続くと考えたがります。
ネガティブなことは考えたくない。
そう思っていても、違う世界は音もなく近付いて来ます。
人と人の関係も、産業も、政治も、
以前以上にデリケートさと高コストを要求される割に儲けが上がらない、面倒くさい時代に突入です。