接点に繊細になる
昨日の記事にリンクした動画。
今の自分から観ると、至らない点が多くて恥ずかしくなります。
2012年当時は、自分とパートナー、自分とフロアーとの接点に関して深く考えてませんでした。
まず、真っ先に恥ずかしくなったのはコネクション。
コネクションとは、パートナーとのつながりのこと。
早い話が、手は必要以上に振ってはいけないのですが、当時の私は
コパで相手の静止を促す手を勢いよく下げすぎたり、
インサイドターン前のワンプレップに勢い付けすぎたり…
フォロワーに対する配慮がありませんでした。
次に、足裏への無関心。
私は本格的にWCSを始めるまで、ソーシアルでもレッスンでも靴は普通のウォーキングシューズを履いて行っていました。
足幅が広めで、靴裏は分厚いウレタンゴム。長く踊っても楽だったからです。
当時の私は、足裏や足首から「身体の安定をキープするのに役立つ情報」が得られる、という知識なんかありませんでした。
WCSでローリングステップを実践するようになって気づいたのですが、
私がローリングステップをうるさく言うのは、上体の上下動を防ぐ為というのが最初の目的だったのですが、実は横揺れや傾きを防止するのにもとても有効な技術だったのです。
こういう身体のバランス感覚というのは、
爪先、土踏まず、足の甲、足首、膝関節などが
どんな角度で、どういう状態にあるか
という情報を基に、脳が反射的に判断するわけですが…
靴裏に分厚いウレタンゴムが貼り付いていたら、繊細に感じ取ることなどできません。
ダンスシューズの裏がぺらぺらなのは、ターンしやすくする為ではなかったのです。
ペアダンスを上手く踊りたかったら、まず第一に考えること。
「パートナーとの接点、フロアーとの接点に繊細になる」