ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

美味しいグミ

昨日のレッスンでも述べたのですが、

WCSの面白さ、気持ちよさを生むのは「押し引き、伸び縮みのコネクション」です。


つまりパートナーと手でギュッと繋がってないと得られない。

 

確実な押し引き、伸び縮みを作るには、コネクションの位置が重要となります。

 

基本姿勢の「肩甲骨を低く、そして後ろに…」というのに繋がるのですが、良い姿勢を作ればコネクション位置も自然に良い場所にできるようになっています。

コネクションが最初の位置より上がっていたり、二人の中間点になかったら、個々の基本姿勢やフレームが崩れている証拠と言えます。

 

だいたいにおいて、

・リーダーは肩もコネクションも高くなりがち

・フォロワーは肩が前に引き出されがち

これが普通。

 

ペアがどのような位置関係にあっても、

姿勢を崩すことなく、良いコネクションをキープできたら、初中級パターンすら要りません。

4つの基本的パターンの繰り返しだけで1曲を過ごしてもいいくらい、気持ち良いコネクションが続きます。

 

その気持ち良いコネクションは、急なエネルギー変化を好みません。

相手から加えられた力に負けまいと、急に力を入れたり、逆にフッと抜いたりしてはいけません。

 

普段から腕の筋肉でコネクションを作っていると、力の増減を起こしがちです。

姿勢を正すことで自然発生的に出来る「みぞおちに感じる、内にギュッと締まる感覚」、ここでコネクションの源を得るようにしてください。

 

「良いコネクションは、美味しいグミ」

力を入れる時も、抜く時も “グニュ〜っと” が基本。

 

「引き」から「押し」、「押し」から「引き」に変化する時も、ある一点で急に変わることはありません。

エネルギーがピークを過ぎると、“その一点” に向けて急激に力が弱まり、その一点を通過する前後は一旦コネクションが外れます。

再び繋がった後、徐々に逆の力が強まっていく。

それがピークを迎えると、再び弱まってコネクションが離れる。

繋がりが戻ったら、今度は逆の力が…。

 

この繰り返し起こる感覚も正しく「グニュ〜っ」。

 

「空白のコネクション」の間も、意識の繋がりはずっと続いています。

「グニュ〜っ」というグミの基本食感と、「空白」が混じることで起きる味の変化を楽しんでください。