ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

脳で考える vs 身体で反応する

Tension(張力)と Compression(圧力)。

ペアワークはだいたいにおいて、この2つの力を利用して為されます。

 

リーダーとフォロワーが自らのステップで位置移動をすると、つないだ手やホールドした背中に、引っ張り、あるいは押しのエネルギーが生まれます。

 

パターンをするのに使われるエネルギーは、基本的にこの2つということです。

 

パターンによっては、それに加えて更に手で引いたり押したりする場合もあります。

 

例えば Whip では、

リーダーは1歩めで斜め後ろにステップしてできる張力に加えて、左手を強く引くことでフォロワーの前進を促し、次の右反転のエネルギーにつなげます。

 

そういう例外はこの際、置いといて

とりあえず…

 

ペアを組む2人が

自身に課せられたステップを踏むことで、

自然発生的にコネクションに起こるエネルギー変化。

 

ペアワークがなかなか上達しないと嘆く方は、これをぞんざいに扱っていることが多いように感じます。

 

特にフォロワー。

まずは、一歩めからずっと「真っ直ぐ歩を進める」のが、あなたに与えられた役割なのです。

 

次の2歩めを右に出すのか、左に出すのか、止まるのか、回転するのか…は、

1歩めによって起こるコネクションの変化に尋ねてください。

 

どう動くかは、あなたの脳が考えることではない。

 

脳で考えるのではなく、身体で反応するのがフォロワーの仕事。

 

まずは、コネクションとなっているあなたの身体のパーツが、あなたにどう動いて欲しがっているか…

もっと注意深く耳を傾けてみることから始めてみましょう!