我流で終わるかどうかの転換点
steps: WCS & Salsa in Nagoya ブログ : 「〜であるべき」ダンス 1
友達と組んで、東京のまこも先生に来てもらって月例のレッスンパーティーを開いてました。
レッスン後のソーシアルタイム。
教えるのに熱心なまこも先生は、レッスンに来てくれた人を誘って、アドバイスを交えながら長時間踊っていたのを思い出します。
私は一番最後。
っていうか、私はまこも先生とはあまり踊りたくなかったのです。
先生の方から手を差し出されて仕方なく踊る感じでした。
というのは、先生のフォローは重たくて硬くて、すごく踊りにくかった。
他の人たちとは普通に踊っているように見えたので、私と踊る時だけわざとやっていたのでしょう。
なんで私にだけ試練を与える?
先生には言いませんでしたが、意地悪をされてるようで決して踊りたい相手ではなかったのです。
他にも「試練」といえるようなフォロワーは韓国にもいました。
当時、韓国でもトップクラスの女性プロ。
とにかく重い。
重すぎて何もできない。
ところが、転機はまったく関係ないところからやって来ました。
2012年、来日したSeaonのプライベートレッスンを受けた際。
私のステップは、表現者として「ジャストタイミング過ぎる」と指摘されたのです。
それ以前からステップの質については、深く追求し始めていたので、尚いっそうステップタイミングを始めとする、基本技術を考え直しました。
そしたら、ホントに不思議なくらい
プロと踊る時の重くて痛い足かせが無くなったのです。
まこも先生はもちろん、韓国のダンサーとも十二分に噛み合ったのはもちろん、仕方なく踊ってくれていた感じの、その韓国人プロからは踊った後に名前や Facebookアカウントを訊かれるほど好印象を与えられたようなのです。
その頃の私は、せっかくつかんだこの感覚を忘れまいと、練習だけでなくソーシアルでも頑なにステップの溜めを意識しました。
そのお陰でそれからの私は、畏れていたまこも先生や世界的なプロに対しても奥せず自分から誘えるようになりました。
日本では、
特に継続的にレッスンを受けずに我流で踊る人たちの中には、ジャストタイミングよりもむしろ早いくらいのステップをする人が少なくありません。
そういう人は私と踊ると、めっちゃ重くて硬く感じるでしょうね。
いいんです。
判る人には判るから。
私はまこも先生や韓国人プロに、自分の欠点を探るきっかけを与えてもらったことを今でもすごく感謝しています。