溜めて盛り込む
ピアノがずっと8分刻みで賑やかに鳴っているので一見、遅く感じないのですが、ドラムやベースは音数少なく、ゆっくり溜めたビートで動くよう促される曲です。
遅いステップの方が簡単、と思うのは早計。
遅くて単調なリズムをこれだけ溜めて踏むのはとても難しい。
遅いと、体重の在処を明確にコントロールできる人でないと、ふらふらしてダンスどころじゃなくなってしまうからです。
でも、溜められる人なら遅い分、感情や表現をいくらでも盛り込むことができる。
違いが出せるんです。
熟練したダンサーが遅い曲を好むのは、自分の技術の高さを見せつけられて、しかも表現を楽しめるから。
ある程度ビートがある曲でないと楽しくないというのは、まだ未熟な証拠。