ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

溜めて盛り込む


https://youtu.be/DXZQAsaVP6A

 

ピアノがずっと8分刻みで賑やかに鳴っているので一見、遅く感じないのですが、ドラムやベースは音数少なく、ゆっくり溜めたビートで動くよう促される曲です。

 

遅いステップの方が簡単、と思うのは早計。

遅くて単調なリズムをこれだけ溜めて踏むのはとても難しい。

 

遅いと、体重の在処を明確にコントロールできる人でないと、ふらふらしてダンスどころじゃなくなってしまうからです。

 

でも、溜められる人なら遅い分、感情や表現をいくらでも盛り込むことができる。

 

違いが出せるんです。

 

熟練したダンサーが遅い曲を好むのは、自分の技術の高さを見せつけられて、しかも表現を楽しめるから。

 

ある程度ビートがある曲でないと楽しくないというのは、まだ未熟な証拠。