基本姿勢があらゆるダンス技術の元
前ページに書いたことは
WCSだろうが、サルサだろうが、タンゴだろうが、基礎中の基礎なので、普段の私は特別強く意識しているわけではないのですが…
生徒さんでこれをきちんと実行できている人は、残念ながらあまり多くはありません。
そこでレッスンでは毎回最初に、大まかながら基本姿勢の作り方から始めるようにしています。
今回のレッスンではより時間を掛けて詳細な説明をしたのですが…
順を追い、筋肉の部位にまでピンポイントで言及するのは初めてだったので、私自身も改めて記憶し直すことができて良かったと思いました。
・加重移動があやふや
・テンション/コンプレッションを使った、システマティックなリード&フォローができない
こういう人はそもそも基本姿勢に問題があることが多いのですが…
ただ背骨を真っ直ぐにすればいいというわけでもなく、
身体の中にある筋肉のうちのいくつかを、的確な力の入れ具合で緊張させ、組み合わせることで最良の基本姿勢を作ることができるのです。
ダンスというのは、様々な技術要素が組み合わさってできているのですが、ほとんどの技術はまず、この基本姿勢の作り方に起因することが多いのです。
そのため、ここでつまづくと後々では直せなくなってしまうほど、おかしな方向へと進みかねません。
反対にここをきちんと押さえた人は、乾いたスポンジのごとく、いろんな要素や技術がどんどん身に入るので、楽に上達できるというわけです。