ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

浜松遠征

浜松のサルサパーティーへは体調が良くない相方を銭湯に残し、私一人で行きました。


路線バスで5分。10年前によく通った繁華街を懐かしみながら歩く途中、食事する店を探していたパコさんに遭遇したので、東北冷麺王のラム串焼きで生中。


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少し遅れて到着したパーティー会場はすでに多くの人で埋まってました。
入口の人混みを抜ける時、1か月ほど前に名古屋で踊ったことのあるアレキサンダー美生さんに会釈されたので、憶えてくれてたのかと嬉しく思いました。

 

結局、これが効きました。
私は混んでる中で知らない人に声を掛けるのが苦手なので、多くの人が踊りたがるプロダンサーとは滅多に踊ることができません。
この日は3人の女性プロが招待されてましたが、唯一踊れたのが美生さんでした。
終盤だったので、疲れて良い踊りができるか心配でしたが、やっぱりプロは端々にムーヴメントが入るので、老体のダンス心にも火を点けてくれます。
長い曲でしたが、全編神経を遣った迫真のダンスを楽しめました。

 

帰宅した後、また風呂に入って疲れた体を癒やしました。
踊ることも歩くこともない為に足裏が硬くなってて、あんな10曲ちょっとのダンス後でも攣るので困ります。
こうしたことで踊りの質が変わっていくのでしょうね。
自分では変わらず踊ってるつもりですが、昔なら絶対入れていたであろうムーヴメントを省いたり、持ちワザを忘れたりしているのは確かです。
年月に抗えるダンサーでいられるのはあと何年でしょう。

大衆演劇「宝海大空」劇団

2週連続で四日市の温泉施設「湯守座」に行ってきました。


今日は久しぶりの大衆演劇宝海大空劇団」の舞踊ショーを観ました。
湯守座では毎月違う劇団が公演を行うので、月に一度は訪れる私たちは既にいくつもの劇団を観てきたことになります。

 

一言で大衆演劇といっても、日本中を旅しながら舞台演劇をする劇団の数は想像以上に多く、意外に個性や内容に違いがあることを知りました。


今月の宝海大空(たかみおおぞら)劇団は座長以外にも中心となる座員の年齢が若く、衣装や振付、ステージイングへの取り組みに真摯さが感じられるレベルの高いショーだと感じました。
ベテランが多いと安定と言う名のありきたりな手振りだけの踊りになりやすいように思うのですが、ここの振付の多くは手以外にも気を配った面白い振りで、子供座員を含めて舞踊の基礎がしっかり感じられるのも好感が持てました。

 

大衆演劇の歌謡舞踊というのは、あまり全身を使って大きな動きはしません。、
手振りがほとんどなのですが、斜に構えた中にも軸と重心がしっかりしていないと、流し目の行き先に落ち着きを感じない素人臭い踊りになってしまいます。

今日観ていて感じたのですが、歌謡舞踊というのは“動き”を観せるのではなく、むしろ“ポージング”を観せる踊りだと気付きました。
動きは、ポーズとポーズの間を埋める繋ぎの役割でしかないので、曲中のアクセントとなる部分でいかに魅力的なポージングができるかに掛かっているのです。

 

ディスコダンスでいうと、Voguingのようなイメージ。
独特な舞踊であるだけに、ベテランになると演目の増加についかまけて、手グセの連続のような踊りになってしまいやすいのかもしれません。

 

というわけで、
宝海劇団、オススメです!

ダンスレッスンについて

WCSもサルサもレッスンを受けてみたいという声をたまに聴くのですが、あいにく現在のレギュラークラスは西尾の隔週WCSしかありません。

 

名古屋でも希望者があれば開講するのはやぶさかではないのですが、同性同士でも構わないので最低でも1ペア組める形でないと成立しないのがペアダンスの辛いところ。
女性からの問い合わせは多いのですが、リーダーの希望者がなかなかいないのが慢性的な問題です。

 

私としては生活の糧を得るのが目的ではないので、リーダーとフォロワーが一人ずつでも揃う形で申し込んでもらえば、グループレッスンとしてクラスにしても構いません。
やってみたいという方は是非パートナーを探してみてください。

ペアダンス人口を増やすには

Facebookに出てきたタンゴショーの広告に浅田舞らしき顔があったので、出てるのかなと思って開いたら、やはり名前がありました。

TBSの番組で社交ダンスに取り組んでたのはチラッと見たことがありますが、タンゴもやってるんですね…フィギュアスケートとの比重はどうなってるんだろう?
妹のこともあるから、私ならダンスに比重を持っていくかな。

常々思うことなんですけど、ペアダンスの肝は体幹と重心意識だということ。

しっかりフレームを作るには体幹が欠かせないし、相手の左右どちらの足に体重が掛かっているかを感じ取って自分の動きに反映させるには自分自身の重心の置きどころを繊細にコントロールする能力が要る。

私はフィギュアスケートの経験はありませんが、ジャズダンス時代のバレエメソッドで上体をリラックスさせつつフレームをしっかり安定させるコツや、ターン練習で蹴り足から軸足に体重を移した時、いかに重心をスポットに載せるのが難しいかを痛感してきました。
同じような動きをさらに早いスピード感をもって必要とされるフィギュアの経験者なら、私なんか遠く及ばないほどのフレーム感や重心感覚を持っていることでしょう。

顔と名前が知られた人にペアダンスに本腰を入れてもらうことは、ペアダンスへの流入を増やす最善の方法だと思います。

もっともっと露出を増やして、実力でもトップクラスを目指して欲しいと思います。

Typical style から逃れたい願望

サルサしか知らなかった頃は、ペアダンスというのは定められたベーシックステップがあるからこそ、知らない者同士が組んでも踊れるのだと思っていました。

 

サルサダンスはサルサミュージックで踊るので、普通はサルサベーシックから外れたステップで踊りたいという考えは起こりにくいのかもしれませんが…

私はディスコに通っていた時代にジルバを見た経験から、サルサで使うパターンを使ってR&Bやポップスで踊りたいという欲求が収まりませんでした。

 

サルサダンスは4カウントのうち3つを踏んで1つ休むというベーシックなんですが、これに縛られてるうちは他の音楽で気持ちよくステップを踏むことはできませんでした。

 

その問題を乗り越えたいと考えて見つけたのが、Swing由来のダンスです。

ジルバもその一つなんですが、サルサのように「3つ踏み、休む」というベーシックではなく、「踏むか、2つに刻んで踏むか」という選択肢を持つのが基本。

上手くなると、必ずしも一定のステップカウントではなく、ハーフカウントで刻む箇所を自由に作れるようになります。

 

いくつもあるSwing Danceの中から私は、最も自由で洗練された動きと感じた West Coast Swingを選んだわけですが、

実をいうと、あまりに自由さや艶やかさを追った踊り方は好みではありません。

 

経験年数やレベルの差、ジャンルやスタイルの違いがあってもリード&フォローの噛み合いを感じられて、「曲に乗って踊る」というダンスの原点を踏まえた踊り方。

 

去年くらいから先鋭的なWCSのスタイルからリンディホップに回帰するような踊り方にしたいという気持ちがさらに強まってきたのは、元々の好みによるところもあるのですが、

 

米国のローカルなダンスコミュニティーでは、どの主流Swingとも違うオリジナルな踊り方で踊る人々が大勢いることを知ったからでもあります。


ISDC 2018: John & Ariel - Invitational Showcase - DFW Swingout - YouTube

GeneralとSpecial

うちの近くにスコーンを売る店ができました。
なんでもない町のなんでもない町家の中の一軒。はるか昔に店じまいした店を改装して静かにオープンしたのですが、週の後半だけの営業ということは前半は別の仕事をしているのでしょうか?

 

先ほどコーヒーメーカーをセットした間を利用して、お茶うけに買ってきました。
うちの近所だと大昔は手作りパン屋があったのですが、今はコンビニか生菓子店くらいしかありませんでした。
今までちょっと奮発したお菓子は車に乗って買いに行ってましたが、手軽に歩いて買いに行けるのはありがたいです。

 

大学時代、商業学でマーケティングの歴史はGeneralとSpecialの繰り返しだと学びました。
有史以前は一対一の物々交換でしたが、貨幣ができたことで商いをしたい人が一堂に集まって市場ができました。それが密集地では個人商店に発展しましたが、人口が希薄な地方では何でも売るよろず屋やカタログ販売が利用されました。
都市ではワンストップで欲しい物が買えるショッピングモールやデパートが増えました。
一方で、人々の嗜好が多様化したことで、ニッチな専門店が成立する需要が生まれました。


現代のAmazonはGeneralとSpecialの融合だと思いますが、人が住まなくなった民家を安く借り、隙間的な商品をそれなり値段で売れるということは、イオン一人勝ちへの対抗馬がささやかに育ってきたのではないかと感じます。

Google Mapの使い方

昔住んでいた場所を思い出して、今どうなってるかをGoogle Map のストリートビューで調べてみることが時々あった。

 

船橋市海神、茅ヶ崎海岸、米国インディアナ州ビンセンス…

どこも当時住んでいた建物は無くなってしまった。

 

一定期間住んでいれば、好きだったり気になる女の子もいたわけで、家を探してみるけど記憶があやふやだったり街の様子が変わったりしてて探し出せない。

それでも実際に足を運ぶことなく、時間旅行、思い出旅行ができて楽しい。

インターネットの利点はいくつもあるけど、Google Mapは私にとって大事なツールの一つだ。

 

さて、住んでいた場所は当然限りがある。

探索地域に事欠いたので、死ぬまで行くことがないであろう場所を観てみたくなった。

 

太平洋のど真ん中、ミッドウェー諸島

ハワイ諸島だと主だった島には人が住む。

営みがある近辺には道路があり、ストリートビューも働いている。

驚いたことに、絶海の孤島だと思っていたミッドウェーにもストリートビュー画面が起動するのだ。

島には滑走路と小さな港湾施設、給油施設があるだけ。


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かつては軍や国土保全の職員が駐留して兵舎や売店、散髪、体育館なども普通に稼働していたようだが、現在は多くの建物は廃墟と化している。

たぶん、現在の住人は飛行場の維持管理に携わる人だけだろう。

 

では北はどうだ?

アラスカから東に伸びるアリューシャン列島。

さすがにストリートビューが効く地域はほんの僅か。

それでも小さな集落しかないのに、立派なホテルがあったりするのが興味深い。

面白いのは、米国が買うまではロシア領だった為、地名の多くがロシア語のままで、ロシア正教の教会などが残っていること。

 

ついでに千島列島も見たが、おおまかな地図は機能するが、ストリートビュー機能は無し。

当然、北朝鮮にも飛んでみたが、同じ。

しかし、百貨店やレストランなどの情報は写真付きで上がっている。

 

中国は西側の諜報活動やIT企業を目の敵にしているので、当然ストリートビューは許していない。

ロシアやモンゴルが、市街地どころか地方の幹線道路までビュー画面で追えるのとは大違い。

 

日本に帰って、沖縄の波照間島や小笠原などは観光客も住民もいるのでしっかりビューできる。

南大東島も途切れ途切れになるがビュー可能。空港や村役場は割と立派で驚いた。

 

日本最東端、南鳥島はコンクリートで三角形に護岸された半人工島。

駐留する職員がアップする写真があるだけ。ご苦労さま!

沖ノ鳥島はただの岩礁。波に削られて無くならないように!

 

バーチャルどこでもドア、楽しい!

Deonna Ball への憧れ


JAMES BROWN - FUNKY GOOD TIME - YouTube

Handdancing を踊る Deonna Ball の自由な感覚が大好き!


私はWCS、確かに好きなんだけど、行ったり来たりっていうのとアンカーステップという基本から開放されたいという気持ちもどこかに抱えている。それはサルサベーシックから解き放たれたいとして別のダンスを探し始めた、かつての願望と同じ。


WCSでいうRock&Goを多様してアンカー省略すれば、Typical WCSである両端に行った際の一区切り感からは抜け出せる。
その感覚をもっと先鋭化させて、もはやWCSではない、全く別のフリーダンスの域の居着きたいという願望が私には常にあるのだ。


WCS会場だろうが、サルサ会場だろうが、、掛かる曲がバチャータだろうがキゾンバだろうが同じ感覚を基にして踊りたい。
そういう懐の深いダンス感覚を私は身に着けたい。

パートナーがいるという利点

数年ぶりのレッスン講師2人体制。
今日が2回目でしたが、2人で実際に踊りながらルーティンを作っていくと、リーダーの動きに対応するフォロワーの動きが明確になるので間違いが起きにくくなるだけでなく、自分自身のリード感覚が先鋭化されるのを実感します。

 

ペアワークというのは、押し引きのコネクション変化によって二人の動きが形作られていくのですが…


一人でそれを考える場合は、片方が引っ張るなら他方はそれに負けじと引っ張り返すことになるというような推測の元、構成を進めていきます。
ところが推測では、どの程度の手応えになるのかまでは分かりません。
コネクション変化の強弱によってステップの強さや体重の載せ方が大きく変わってくるので、一人で何時間も掛けて考えるより二人で4分の曲の間、実際に踊りながら作った方がずっと的確で鋭敏な感覚を持てるのです。

 

二人でフリーダンスを踊ることは時々あったのですが、今日のレッスン前の5分ほどと、レッスン中のルーティン模範のお陰で二人のペアワーク能力が一段と進化できたように感じました。

酒を控える

3ヶ月くらい前だろうか、酒はちょっとでも飲めば認知症になる危険性が上がるというのを読んで、一気に怖くなった。

 

といって、断酒をするほど意志は強くない。

多少飲む量や頻度が下がった程度。

 

ところが、昨今の物価高。酒もディスカウント価格でさえ1割以上値上がったのを見て、基本的に家では飲むのを止めようと決めた。

 

買うのはノンアルコールビールだけ。

切り替えて4日ほどだが、アルコールへの欲求は全く起きていない。

以前は酔いたいから飲んでいたのが、今はホップの味がすればそれでいいという意識に変わった。

 

外食では相変わらず飲んでいるから、喉が渇望するのを抑えられているのだろうが、踊る時でもお茶で構わなくなったのは、酔いを求める気持ちが無くなったからだろうと思う。

 

料理も酒も味わってこそ。