ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

上手くなりたい人は 2

骨盤を立たせる為には、骨盤や背骨の周りを取り囲む体幹を総動員して、腰から上全体を真っ直ぐに支えます。

 

体側にある筋肉も緊張させて、肩甲骨や両腕を良い位置に置けるよう働きかけます。
胸を大きく前に開くことで頭は自然と後ろ方向に引かれます。

 

こうしてボディーの中核に気が集まることで、又の内側にもキュッと締まる感覚が生まれ、胴体の中心を貫く一本の軸が通った気がします。

 

リード&フォローは主に手を使って行うものですが、ボディー中心部に気とパワーとしっかりした軸が通っているので、腕を上げたり下ろしたり、引いたり押したりという動きに対して直接的な腕力は必要なくなります。

 

こうして、体幹以外はリラックスした状態を曲の始まりから終わりまでずっとキープできるというわけです。

 

私はこういった、ボディーを内に締める感覚をジャズダンス時代に憶えたのですが…

長いブランクの後で始めたペアダンスにおいても、リード&フォローを高度に極めようと思ったら、結局そこに行き着くことを知ったのです。

 

この姿勢を正し、内に締める感覚を知らない人がペアダンスを踊ると、腕力でリード&フォローを行い、ステップも粗くなりがちです。

 

内に締める感覚ができている人は、曲を耳で聴き、頭に届けるというより、身体の奥に取り込むところまで持っていけるので、焦ってリズムを先取りしないどころか、ぎりぎりまで溜めたステップが踏めるように思うのです。