Hollywood Styled化されたい
私がWCSを見よう見まねで始めたのは確か2013年頃。
ちょうど10年なんですが…
地元にちゃんとしたダンスコミュニティーが無いし、後半の 2017年以降は病気やコロナでほとんど休業状態といっていいほどです。
最近、サルサパーティーにはたまに行くのですが、この5年間で身体能力が大きく落ちて、何曲も続けて踊ることができなくなったし、後々疲れを残すことが嫌なので、体力や気力が無いとできない踊り方も自らは進んでしたくなくなりました。
そういう事情を持つせいか WCS においても、ベテランダンサーがやるWCS黎明期のハリウッドスタイルと呼ばれるリンディホップが混じったようなスタイルでやりたいという気持ちが増々強くなっています。
今日、メールボックスに9月の国際イベントの知らせが入ってました。
韓国ソウルで開催される、比較的小さなイベントです。
私はソーシアルで踊る量はほどほどでいいし、コンペは出るのも観るのもパスしたいので、大きなイベントより小ぢんまりとしたローカルイベントが好きなんです。
ソウルなら行き帰りに時間も掛からないから、そろそろ行けるかな…とも思うのですが、、、
独特なダンススタイルになってしまったら、今まで親しくしてもらっていたソウルの女性ダンサーと反りが合わなくなるんじゃないかと危惧しないでもありません。
どういう踊り方だったら通用するのか、本当に悩みます。
韓国での OneDay Class
韓国のWCSグループは大きく分けて2つ。
そのうち、All Star Swing というグループが「OneDay Class」と銘打って、普段WCSを踊らない人たちに向けたレッスンパーティーを開くという告知を見ました。
韓国のダンスレッスンは普通、3ヶ月とか4ヶ月の期間をまとめて先払いするシステム。
個人がレベルに応じたクラスを一定期間受講して先に進んでいくので、遊びで踊りに行くクラブでも、しっかり基礎を身に付けたダンサーしか見掛けません。
それはすごく良いことだとおもうのですが…
代わりに、全くレッスンを受けたことがないダンス未経験者や、他ジャンルのダンサーは遊びに行っても蚊帳の外に置かれてしまうという弊害が起こりやすい。
それを防いで少しでもWCSを楽しんでもらおう。
さらには、引き続き初級レッスンから受けてみよう!と考える人を作りたいという意図なのでしょう。
開催日が6月30日なので、普段のクラスがない第5週目の金曜日。
外様の私にしてみたら、こういう試みは大歓迎。
もしこの日に行けるものなら、レッスンから受けてみたいほどです。
日本もそうですが、韓国でもジャンルをまたいでバリバリに踊る人は多くありません。
特に一つのダンスグループに属すると、他のグループと自由に行き来することさえもままならないのが韓国のダンス事情。
グループ外の人に向けたダンスクラスを見掛けることがほぼない韓国ですが、学期の切り替え時にはこういうイベントが普通に行われるようになるといいなあと思います。
Swing は Swingだ!
あと、Swing dance。
こちらも本当にダンス人口増えて欲しい!
古い人、上の方にいる人はどうでもいい。とにかく新しく始める人が定着できる世界を作りたい。
特にWCSは難し過ぎる。
深くやり込めばやるほど、日本では大きく伸びていきそうな気がしなくなる。
簡単なことだけに留めて初心者が入りやすいダンスにしたい。
不思議に思うのは、リンディホップをする人たちが他のSwing 系ダンスには親和感を持ってレパートリーを広げようとするのに対して、WCSには同様の意思を示さないこと。
On1サルサをする人たちが On2しか踊らないグループをsnobbishと感じるのに似たものなのだろうか。
自分は離れた所にいるまま「こっちに来い!」といくら言ったところで、間に谷間があっては永遠に会うことはない。
やってること自体にあまり違いがないことを示すことが、一番の架け橋になるような気がするのである。
頑張ろう、On2!
サルサメインで踊ってない私が、こんなこというのは恐縮だけど…
サルサ、マジにこのまま廃れて欲しくない。
私は押したり引いたりのコネクション変化が好きだから、サルサ、特にOn2スタイルが下火になっていくのは寂しい。
世界的な下火傾向は既にあったけど、サルサダンス界全体の中でコロナ禍の影響を最も受けたのはOn2スタイルだと思う。
サルサダンスをする人たちの中でバチャータやキゾンバは後発だっただけに、一旦中断が入った後も “やり直し” がスムーズにいけた感があるのに対し、On2はどこか “今さら感”が付きまとうような気がしてしまう。
「頑張ろう、On2!」
私も On2スタイルメインのソーシアルにはできる限り行くいくつもり。
老いに抗うは楽することに抗う
月曜日、原因不明の腰痛。
座った状態から立ち上がると背中を真っ直ぐ起こすことができない。
痛くて寝たきりになるわけではなく、立ったまま、寝たままで過ごす間は不都合はない。座った状態から立ち上がった数分が辛いだけ。
重い物を持ってもいないし、変な姿勢を続けたわけでもないので、老化による筋力の低下が原因だろうと思う。
たまたま今日は四日市の温泉に行ったので、ロウリュウサウナ計5サイクルや炭酸浴でしっかり温めたり、電気ぶろで腰をビリビリさせてみた。
今は軽やか。
サウナで座っていると、熱さに耐える為につい腰を曲げてしまうのだが、敢えて背すじを真っ直ぐにして座禅を組むような姿勢をする方が、熱気にさらされる表面積も増すし、腰を取り巻く筋肉増強にも役立つ。
歳をとることに抗うには、楽な方に行きがちな心に抗うことだと悟る。
温泉でゆっくりした為、食事は深夜まで営業するラーメン店、生桑のいっとく家。
ここでトマトラーメンを食べて以来、他を注文する勇気が持てない。
トマトラーメンのチーズ追加とチャーシュー丼のコンボから抜け出せない。写真は二人で分け合っている図。それでも満腹!
ちなみにランチは、パチンコウイング四日市中央店の中にある「お食事処かず」でトンテキ定食。
四日市トンテキの美味しい店では、ラードと一緒に低めの温度でゆっくりローストした後でタレと絡めるので、意外に調理時間が掛かるものだが、今日は驚くほど早かった。
やはり硬かった。
よそのパチンコウイングでは2店舗で食べたが、どちらも時間が掛かった。午後2時だったが、ランチタイムはロースト時間を端折るのだろうか。時間が掛かってもいいから少しでも美味しく食べたいと思うタイプが私。
戦記物漫画の思い出
私は中学生くらいまではとても漫画が好きでした。
特にギャグ漫画やストーリー漫画が好きでした。
毎週買っていたのはサンデーと創刊時からのジャンプで、お気に入りの漫画家の作品は単行本で揃えました。
特にファンだったのは、ギャグでは赤塚不二夫。
ストーリーで特に好きだったのは「あかつき戦闘隊」や「ターゲット」の園田光慶でした。
『あかつき戦闘隊 上』 (マンガショップシリーズ 13) https://amzn.asia/d/8GUugEZ
園田光慶の作品で一番知られているのは「赤き血イレブン」だと思いますが、私はキングやマガジンは一切読まなかったので、それらに掲載された作品は「天才バカボン」以外は全く知りませんでした。
「あかつき戦闘隊」は太平洋戦争を描いた戦記物で、南洋の孤島にある海軍の小さな航空隊基地に赴任した若い隊長が古手のごろつき隊員たちに最初は馬鹿にされながらも、揉まれていくうちに大きく成長し、信頼をかち得る物語。映画やテレビドラマになり得るほどの良いストーリーで、これをきっかけに私は戦争物が大好きになりました。
当時はテレビで「決断」という日本と連合国軍との決戦を扱ったアニメが登場するほど、子供だけでなく大人にも訴求できるようなレベルの高い戦争漫画がいくつもありました。
その中で異色だったのは、ヨーロッパ戦線を好んで描いた望月三起也。
彼の作品はとてもスタイリッシュでカッコいいところが好きでした。
戦争物は登場人物の死を避けては通れません。
現代ではだんだん減ってきたように感じますが、昭和40年代には犠牲の精神で仲間の為に死んでいくストーリーは少なくありませんでした。
子供だったから余計にショックだったのかも分かりませんが、そういう自己犠牲の美しさと哀しさは強く心に残りました。
兵隊や兵器はカッコいいけど、同時にとても哀しい。
漫画だけでなく、テレビドラマでは「コンバット」や「ラットパトロール」も好んで観てましたが、どちらかというと戦闘シーンのカッコよさよりも、人間を描いたストーリーで訴える回の方が好きでした。
ソウルメイト
私は交友関係を広げたいとあまり思わない一方で、義理を欠くことは好きではないので、世話になる人が開くというイベントにはできる限り行きたいと思う、普通の人から観たら線引きが判りにくい微妙なタイプなのですが、、
一方で、私同様に健康に不安を持つ相方と出掛ける週2回の温泉もできるだけ欠かしたくありません。
さっき相方に、私によくしてくれる友人のイベントの話をしたら、行こうかと訊く前に「行かないとダメだね。」と言ってくれたので助かりました。
私は相方に対してダンスだけでなく、食べ物などの好みに共通点が多いことでありがたく思っているのですが、こういう考え方や価値観でも大きな食い違いがない相手であったことは本当にラッキーでした。
ソウルメイトという言葉があります。
神さまがいるのであれば、私と相方をもっと若い頃に出会わせて欲しかったと思う反面、若さを通り越した後に出会ったからこそ運命的なつながりに気付ける下地ができていたのかも…とも思えます。
人の人生や気持ちを知ることはできないし、人それぞれがソウルメイトについてどう考えているかも解りません。
ソウルメイトと出会わずに人生を終える人もいるのでしょうか?
少なくとも私はソウルメイトに出会えたことだけで幸せなのかもしれませんね。
リーダーが心掛けるべきこと
ペアダンスを始めた当初はリードとは女性を物理的に動かすことだと思っていました。
単純にいえば、力づくで動かせばいいと。
それが間違いであることには2日目で気付きました。
力いっぱい動かそうとするとかえって上手くいかないのです。
だったら、ジャストタイミングより少し早く軽い力で動き方を指し示せばいいんだと考えました。
でも、キャリアを積んでくると、それも違うことが解ってきました。
リードとは早めに動き方を示して女性に動いてもらうのではなく、やはり最初の頃に考えたように「女性のステップ移動に合わせて、力学的なエネルギーを直接加えることで動きの変化を促すこと」だと知りました。
ですから、リードすべてにおいて女性の足の着床タイミングより早く動かしてしまったら上手くいかないこともあるのです。
動きの内容によって、1カウント前だったり、着床の寸前だったり、ジャストタイミングだったり…リードタイミングは実にいろいろなのです。
ただし、動き方を事前に示しておくことはとても重要です。
例えば、インサイドターンして欲しい時は、実際に回るタイミングではなく、その一つ前の足が軸足となるので、その足をステップするタイミングで手の握りを変えたり、プレパレーションと呼ばれる手の弾みを加えれば、女性にその足が軸足となり、どちらの方向に回るのかを予測させることができます。
現実的にいうと、プレパレーションのような気の利いたリード技術は中級以上にならないとなかなか身に着きません。
自分の動きをこなすのに精一杯なうちは、相手への配慮まで構っていられないからです。
プレパレーションのように一つ前のカウントで行う技術だろうが、直接のカウント足だろうが、リードタイミングのほとんどは女性のステップに合わせて行うのが普通です。
つまり、リードタイミングは女性のステップタイミングに呼応するのです。
女性は普通、リーダーである男性のステップに合わせてステップするので、男性は上手にリードしたかったら、まずは自分自身のステップをリズムに合わせて強く、規則正しく踏めるようにすることが一番大切であるということになるわけです。
クローズポジションからのアウトサイドターン
昨日は水曜日でもレッスンが無い日だったので、今年初めての水曜サルサに行こうと思っていたのに…
夕食で餃子を焼いたら、思わず缶ビールを開けてしまいました。
車は運転できないので自転車とも思いましたが、警察に見つかると怖いので、家から1,1kmの停留所でバスに乗ることにしました。
普通に歩くと15分。
1時間に1本しかないバスが来るまで11分しかないので、半分くらいの距離は走りました。
膝は痛いし、汗はかくし、、でもギリギリ乗れました。
思った以上に賑わってて、何曲か踊ることができました。
バチャータ曲が掛かっている時でも、サルサやスイングのように大きく動くパターンをリードしたいなと思って作った、Quick, Quick, Slow...のオール・トリプルステップによるルーティンを試しましたが、、
バチャータ曲が掛かっていると女性はバチャータを踊っているつもりになるので、クローズドで組むとフォロワーの左手は私の背中に置かれます。
そこからはアウトサイドターンのリードが出来ないことに気付きました。
サルサやバチャータではクローズドポジションからアウトサイドにターンさせられることはまずありませんが、スイングダンスではタックターンと呼ばれるパターンで頻繁に見られるので、この壁をクリアしないと異種ダンス間で組んだペアが踊ることは叶いません。
しかし、オール・トリプルステップのパターンなら通常踊られるスイングダンスのテンポよりずっと遅くなるので、ターンリードに入る前のタイミングで自分の背中にある女性の手を腕ごと跳ね上げるように外してしまえばいいことに気付きました。
本来、ベーシックな動き方の共通意識を持った者同士が踊るのがペアダンスの基本なのですが、
どう動くべきか全く知らない女性を相手にしてもリードできるように…と考えることは、リード技術を最高レベルにまで磨く良い勉強になることを学びました。
サルサシーンにも Two-step/Triple-stepの波を
そういえば、美生さんと踊っているところを観たという女性が、踊ってくださいといって来られたのですが…
あいにくバチャータが掛かっている時だったので、サルサの時にお願いしますとお断りしました。
バチャータ選曲の時に私が相方と踊る際はSwingとアルゼンチンタンゴを混ぜたような、ベーシックステップの無いフリーステップで踊るので、典型的なバチャータの動きは私にはできません。
そもそも私はバチャータというダンスを練習したことすらないので、特に「バチャータを踊りたい!」という女性だったとしたら、私と踊るときっとつまらない時間を過ごすことになるでしょう。
静岡から来たという昨日の女性に、私がバチャータを踊らないのであれば他に何を踊っているのかと質問されました。
Swing danceだというと、どんなものかと尋ねられたので、2-count に対する踏み方として Two-stepとTriple-stepがあり、パターンは2つの組み合わせでできており、サルサとほぼ同様な動きができることを、実際に組んで踊ってみせました。
私はそういう質問を受けると、いつも熱心に説明してしまうのですが、、、
後で考える時と、相手の方は単なる社交辞令で訊いただけで、本音ではそんな知らないダンスの踊り方を詳しく知りたい訳ではないかもしれません。
私はWCSを含めたSwing danceの世界の幅広さと自由さが好きだし、大衆的なペアダンスでは一番面白いと思っているので、訊かれれば始めて欲しくてつい一生懸命になってしまうのです。
でも逆にいうと、相手の人も今自分が踊っているダンスが一番素晴らしいと考えている可能性は高いでしょうし、習える場所がないのに未知のダンスの知識を授けられたら、後々困ることになるかもしれません。
ただし、私が踊りたいのはジャンルでいう狭義のWCSではなく、単純にTwo-stepとTriple-stepを混ぜて踏みたいだけなんです。
それを大まかにいうと、Swing danceとなる訳です。
Two-stepとTriple-stepを踏み分けられる人は現在のSwing danceだけでなく、過去に流行ったジルバや社交ダンスの経験者であればざらに居ると思います。
サルサパーティーに来た人でそういうバックグラウンドがある人は「Swing系ステップも可」の印を付けるルールがあるといいんですがねえ。
マジに、無料でいいから「Two-stepとTriple-stepを混ぜて踏む」ことに特化したワークショップを開きたいです。